
オクラホマシティ・サンダーは11月26日(日本時間27日)、テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでヒューストン・ロケッツと今シーズン初対戦。試合は、105-118でサンダーが敗れている。
この試合の欠場選手
- サンダー:チェット・ホルムグレン(ケガで全休)、マイク・ムスカラ(左手小指骨折)、以下はGリーグへアサインでInactive:ジェイレン・ウィリアムズ(J-Will)、リンディ・ウォーターズ三世、
- ロケッツ:タイタイ・ワシントン、ブルーノ・フェルナンド、ジェイショーン・テイト、ダリアス・デイズ、トレバー・ハディンズ
GAME RESULT : OKC 105 – HOU 118 L 8-12(20/82)
STARTING FIVE

サンダーもロケッツの連戦の2日目。
ただし、昨日のシカゴ・ブルズ戦の後にアレクセイ・ポクシェフスキーが言ったように、サンダーは「20歳だらけのチームだから問題ない」はずだった。
以前も紹介した『ロスター調査』によると、シーズン開幕時点で、サンダーはリーグで平均年齢が最も若く(23.14歳)、ロケッツは2番目に若い(23.58歳)。
若さではロケッツもサンダーに負けていないわけだ。
さらにチーム所属選手のNBAでの平均経験年数(シーズン数)では、サンダーは最も少なく(1.94年)、ロケッツは2番目に少ない(2.29年)。
スタメンだけで言うと、エリック・ゴードン(33歳)が1人でロケッツの平均年齢と平均経験年数を引き上げている。
GAME FLOW & STATS
サンダーは相変わらずのスロースタートで、立ち上がりからいきなり14-4と大きくリードされ、マーク・デイグノートHCも思わずタイムアウトを取る。第1Qこそ得点だけみれば互角だが、試合の流れは明らかにロケッツにあった。
44-65と21点差を追う形で、得意の追い上げの第3Qを迎えたサンダーだが、シューティングのリズムがまったく掴めない。一方のロケッツは特に3ポイントショットが決まりまくる。
追いつけないまま第4Qに入るとサンダーは多少の粘りを見せて10点ほど追いついたものの、勢いも何もかもがロケッツペースのまま試合終了となった。



TAKEAWAYS from the GAME
序盤にシューティングのリズムと自信をつかんだロケッツ
「シューティングの多くはリズムと自信に起因するものだ。(ロケッツは)試合の序盤にリズムと自信を掴んでいたと思う。ロケッツには良い選手がいて、彼らは良いシューターなので、そうなってしまってから彼らを止めるのは難しい」—マークHC
「僕らのディフェンスが本来あるべき状態じゃなかった」
—ジョシュ・ギディー
そう、サンダーは序盤からロケッツを調子に乗せてしまったのだ。
ロケッツは、前半だけで3Pを19本中11本(成功率57.9%)を含む、フィールドゴール39本中25本成功(成功率64.1%)を記録。その勢いは後半もそれほど落ちることなく、3Pは18/36(50%)、FGは45/86(52.3%)と好調をキープした。
ロケッツは、ジェイレン・グリーンが28得点(3Pは6/9、FGは11/19)、9アシスト、アルペン・シェングンが21得点、19リバウンド(!)、7アシストのほか、ケビン・ポーターJr.が16得点、ジャバリ・スミスJr.が15得点、13リバウンド、ゴードンが15得点と、スタメンが大活躍。さらにベンチからギャリソン・マシューが3P3本を含む11得点を記録している。
リズムもエナジーもなかったサンダー
「シューティングが不安定だったが、コントロールできることもたくさんあるはず。特に試合の序盤、それもディフェンス面でコントロールできることをやっていなかったと思う」
「オフェンス面でもディフェンス面でもエナジーがなく、ヒューストンがやったようなリズムを生み出すことができなかった」
「我々のペースとオフェンス力で、シューティングのリズムや自信につながるようなリズムを作ることができなかった」
これらはすべてマークHCのコメント。
試合全体を通して、そのコメント通りだったように思う。
サンダーは前半、3Pは4/19(21.1%)と絶不調で、最終的には3Pが10/44(22.7%)、FGが38/97(39.2%)に終わった。
3Pも決まらない上に、本来強いはずのペイント内の得点でも52-52と互角で終了していては、勝てるはずがない。リム周りでのショットを外しまくるたびにため息が出た。
エナジーを与えてくれる選手探しのローテーション
この試合、ルーゲンツ・ドートは13分51秒、ポクは8分33秒しか出場していない。
この起用について質問されたマークHCはこう答えている。
「特に前半の立ち上がり、チーム全体のエネルギーが不足していたように思った。
そういうときには、ほかにも出場させたい選手がたくさんいるので、その機会を使っていろいろな選手を出してみて、試合の流れを変えることができないか、最近出場機会の少なかった選手がチームにエナジーをもたらしてくれないかと考えた。
今夜試していたのはそれだけだ」
サンダーのリーダーであるシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは安定の活躍で、32得点(FG12/21、3P1/3、FT7/7)、3リバウンド、3アシスト、2スティールを記録。
シェイの相棒、ジョシュ・ギディーもこの日は意地を見せ、18得点(FG7/14、3P0/1、FT4/7)、5リバウンド、2アシスト、1スティールと続いた。
しかし、ドートは3得点(FG1/4、3P1/4)、ポクは無得点に終わり、ディフェンス面でもあまりインパクトが感じられず、その結果の『起爆剤探し』が始まったわけだ。
最初に白羽の矢が立ったのが、このところ当たっているアイザイア・ジョーだったが、ここ数試合のような活躍はできず、6得点(FG2/8、3P2/7)に終わる。
そして、次に登場したのが久々のアーロン・ウィギンズだった。
彼はこの試合、22分39秒の出場で、15得点(FG5/10、3P3/6、FT2/2)、3スティールと、シェイ、ギディーに続く活躍をし、数試合ぶりの出場ながらしっかりと自分の仕事をこなしている。
「前半の終わりに、何か活路を見出そうとしていたところで彼に頼ることにした。彼はいつでも準備万端で、どんな状況でも準備ができている。彼はプロなんだ。だからこそ、彼は長い間NBAでプレイすることになるだろうね」
マークHCは、ウィギンズについてそうコメントしたが、1つ気になったことがある。
実はこのコメントの前に、こう言っているのだ。
「ローテーションに入ることを想定して試合に臨んでいたわけではないので、あの仕事ぶりは彼の準備態勢を裏付けるものだね」
「ローテーションに入ることを想定して試合に臨んでいたわけではない」
これはつまり、もしもこの試合でサンダーがグダグダでなかったら、ウィギンズに出番がなかった可能性があるということだろうか…
毎試合、一定の時間出れなくても、間が数試合開いたとしても、毎試合プレイタイムをもらえている多くの選手よりも安定した仕事をするウィギンズだが、マークHCが彼を起用することは少ない。
これはサンダーファンも現地記者も疑問に思っていることだろう。
私も過去にマークHCにその点を質問したことがあるし、ブルズ戦の後にもジョー・ムサート記者が質問しているが、特にウィギンズがどうということではなく、全員を出場させることができないので様子を見ながらローテーションを試しているというのが通常の回答だ。
この謎のローテーションはまだしばらく続く可能性がある。
シェイが通算5000得点を達成
5K. 👏
— Bally Sports Oklahoma (@BallySportsOK) November 27, 2022
That's 5000 career points for Shai Gilgeous-Alexander!@okcthunder | #ThunderUp pic.twitter.com/0rAFRNwIgN
この試合でキャリア通算5000得点を達成したシェイ。
30得点以上を記録したのは今シーズン14試合目となる。
とにかく今シーズンのシェイは素晴らしい。
こういう試合を見たあとは、明るいニュースで締めくくっておこうと思う。
NEXT GAME: 11月28日 第21戦はアウェイでペリカンズ戦
サンダーの第21戦は、11月28日月曜日午後7時から(日本時間29日火曜日午前10時から)、ルイジアナ州ニューオーリンズのスムージー・キング・センターでニューオーリンズ・ペリカンズ(11-8)と行われる。








