
1月6日(日本時間7日)、NBA.com の John Schuhmann(ジョン・シューマン)記者による2024-2025シーズン第12週のパワーランキングが発表された。15連勝中のオクラホマシティ・サンダーは再び首位に返り咲いた。
このパワーランキングは毎週月曜日、その前の1週間の試合結果や内容をもとにJohn Schuhmann記者個人の意見として発表される。
今回は、第11週(12月30日〜1月5日)までの結果に基づくパワーランキングをお届けする。
先週のランキングはこちら
第11週の注目ポイント
注目チーム
- 絶好調のチーム
サクラメント・キングス(4連勝) - 不調のチーム
ミルウォーキー・バックス(1勝2敗)
また10月に戻ったかのようだ。
東地区 vs 西地区
- インターカンファレンスでの対戦成績は、西地区が東地区に対して83勝67敗(勝率.553)。
- 先週は西地区が12勝10敗。
日程難易度
- 最も厳しいチーム
1.ウィザーズ、2.ラプターズ、3.ジャズ - 最も簡単なチーム
1.キャブス、2.ニックス、3.グリズリーズ - 日程の難易度は対戦相手の累積成績に基づく。
ランキングの動き
- 急浮上チーム
ナゲッツ(+6)、レイカーズ(+5) - 急降下チーム
ヒート(-5)、ホークス(-4)、バックス(-4)
第12週の注目チーム
- ロサンゼルス・クリッパーズ
カワイ・レナードが復帰したクリッパーズは、敵地でのウルブズとナゲッツとの対戦という、ウェスタン・カンファレンス内でのビッグゲームを控えている。
NBAパワーランキング1位から10位
- 1位:サンダー|30-5 ↑ (2位)
- 2位:キャバリアーズ|31-4 ↓ (1位)
- 3位:セルティックス|26-10 ↑ (4位)
- 4位:ニックス|24-12 ↓ (3位)
- 5位:ロケッツ|23-12 ↑ (7位)
- 6位:グリズリーズ|23-13 ↓ (5位)
- 7位:ナゲッツ|20-14 ↑ (13位)
- 8位:クリッパーズ|20-15 ↑ (11位)
- 9位:マーベリックス|20-15 ↓ (6位)
- 10位:レイカーズ|20-15 ↑ (15位)
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上位5位チームの結果
1位:サンダー
戦績:30勝5敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 114.8 (8)
- DefRtg: 102.7 (1)
- NetRtg: +12.1 (1)
- Pace: 100.3 (11)
エミレーツNBAカップの決勝戦はレギュラーシーズンの試合としてカウントされないため、サンダーの連勝記録は15試合となり、キャブスの15勝0敗という開幕序盤の記録に並んで過去2シーズンのリーグ最長の連勝記録となった。その半分以上(8勝)は、現在勝ち星をあげているチームとの対戦によるものだ。
2位:キャバリアーズ
戦績:31勝4敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 121.3 (1)
- DefRtg: 109.8 (7)
- NetRtg: +11.5 (2)
- Pace: 100.9 (6)
キャブスは今季2度目となる二桁連勝中(10試合)。西地区での4試合をスウィープし、ホームに戻ってホーネッツ戦に勝利している。
3位:セルティックス
戦績:26勝10敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 119.7 (2)
- DefRtg: 109.3 (6)
- NetRtg: +10.4 (3)
- Pace: 98.2 (23)
セルティックスは、西地区を巡るタフな4試合の遠征のうち最初の2試合に勝利。特に金曜日のロケッツ戦ではクリスタプス・ポルジンギスが復帰し、23点差をつける圧勝を収めている。しかし、日曜日の午後のサンダー戦では、サンダーの連勝記録更新に貢献する結果となった。
4位:ニックス
戦績:24勝12敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 119.6 (3)
- DefRtg: 112.4 (14)
- NetRtg: +7.2 (5)
- Pace: 98.2 (25)
9連勝中だったニックスだが、金曜日の敵地でのサンダーとの試合の後半に失速して連勝はストップした。ペイコム・センターで先週、同じ運命をたどったのはニックスだけではないが、ニックスはそのわずか24時間後にシカゴでブルズを相手にまたもや崩壊している。
5位:ロケッツ
戦績:23勝12敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 112.5 (12)
- DefRtg: 106.7 (3)
- NetRtg: +5.8 (6)
- Pace: 99.0 (20)
ロケッツはアメン・トンプソンの2試合出場停止とジャバリ・スミスJr.の負傷がありつつも、ホーム連戦期間中の戦績を2勝3敗とした。
OffRtg:100ポゼッションあたりの得点(リーグ順位)
DefRtg: 100ポゼッションあたりに許した得点(リーグ順位)
NetRtg: 100ポゼッションあたりの得点差(リーグ順位)
ペース:48分あたりのポゼッション(リーグ順位)
オクラホマシティ・サンダーの総評
サンダーは先週2位から再び1位へ
サンダーの成績(1月6日時点)
戦績:30勝5敗(西の1位、リーグ2位)
注目スタッツ:
- OffRtg: 114.8 (8) ← 114.9 (7)
- DefRtg: 102.7 (1) ← 102.9 (1)
- NetRtg: +12.1 (1) ← +12.1 (1)
- Pace: 100.3 (11) ← 100.4 (9)
第11週のサンダーの試合日程と結果
- 1週間で4試合
(アウェイ:なし、B2B:1回) - 4戦全勝
- フランチャイズ記録となる15連勝達成
- 32/82|27-5
12/31(火)19:00|vs MIN|W 113-105 - 33/82|28-5
1/2(木)19:00|vs LAC|W 116-98 - 34/82|29-5
1/3(金)19:00|vs NYK|W 117-107 - 35/82|30-5
1/5(日)14:30|vs BOS|W 105-92
第11週のサンダーの総評
- 以下、John Schuhmann記者による総評
火曜日、サンダーはウルブズ戦で12点差をつけられた。その2日後の夜にはクリッパーズに16点ビハインド。金曜日のニックス戦で14点、日曜日の午後にはセルティックスに12点をリードされた。これら4チームは、サンダー以外のチームを相手に二桁得点のリードをした試合で、合わせて77勝16敗(勝率82.8)という戦績を収めている。
しかし、サンダーはこの4試合すべてで、ハーフタイム明けに相手チームに100ポゼッションあたり85.6点しか許さず、100ポゼッションあたり40.9点上回るという驚異的な点差で勝っている。
この4勝で、サンダーは二桁差でリードされた試合の成績が9勝4敗となり、これは実況データがある29シーズンで最高の成績となり、2015-16シーズンのウォリアーズ(12勝8敗)を上回った。
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、ビッグゲームで他のスター選手を圧倒できることを証明し続け(日曜日のセルティックス戦の第4Q、ジェイソン・テイタムに対するビッグブロックが良い例だ)、この連勝中、1試合平均33.1得点、トゥルー・シュート・パーセンテージ66.4%を記録している。
サンダーは、彼が出場している時(プラス16.9)の方が、彼がベンチにいる間(マイナス0.2)よりも100ポゼッションあたり17.1点良くなっており、これは少なくとも500分以上プレイした選手の中で3番目に大きな差となる。
サンダーの第12週(1月6日〜1月12日)の試合日程
週末にニックスとセルティックスに勝ったことで、サンダーのイースタン・カンファレンスのチームに対する戦績は11勝0敗となった。キャブス(通算10連勝)はウェスタン・カンファレンスのチームに対して10勝0敗だ。リーグ最強の2チームが水曜日にクリーブランドで対戦する際にはどちらかの記録が破れることになる。
- 1週間で3試合
(アウェイ:3試合、B2B:なし)
- 36/82|
1/8(水)18:00|@ CLE
1/9(木)9:00(日本時間) - 37/82|
1/10(金)18:30|@ NYK
1/11(土)9:30(日本時間) - 38/82|
1/12(日)17:00|@ WAS
1/13(月)8:00(日本時間)