
2023年9月27日(日本時間28日)、オクラホマシティにあるION(アイオン)と呼ばれるオクラホマシティ・サンダーの練習施設で、メディアデーを前にサム・プレスティGMのプレシーズン記者会見が行われた。
会見はOKC時間の午前10時に始まり、2時間近く続いた。これは昨年とほぼ同じだ。
プレスティGMの会見は長くなることが多い。
どんな時も、プレスティGMは会見の最初にオープニングスピーチをする。
そして、そのスピーチはメディアに対してだけでなく、その現場にいない関係者やファンに対してのメッセージでもある。
その後、記者からの質問に答えるのだが、質疑応答だけで90分近くを費やす割に、その質問数は必ずしも多くはないように感じる。
その理由は、プレスティGMがそれぞれの質問に対して、とても真摯に、とても丁寧に答えるからだと思う。
そして、その回答のなかには、ときに音楽や本、他のスポーツやミュージカルなどあらゆるエピソードが織り交ぜられる。
端的に結論だけを聞きたい人には長すぎてつらいかもしれないが、私はいつも彼の話に聞き入ってしまう。
プレスティGMが選ぶ言葉や表現のその奥深さと、彼の口から溢れ出るその豊富な知識につくづく感心しつつ、私は頭をフル回転させてなくてはならなくなる。
ついていけない話題、理解できない表現、馴染みのない単語に惑わされることのないように、彼が伝えようとするメッセージに耳を傾ける。
不思議なことに、その場でそのメッセージは沁みてくるのだが、改めて会見を聞くといろんなことが漏れていることがわかる。
ということで、今年はプレスティGMの言葉選びにできるだけ忠実に、その会見の内容をまとめていこうと思う。
ビクター・オラディポはサンダーのトレーニングキャンプに合流するのか?
背景
サンダーは7月6日(日本時間7日)、マイアミ・ヒートからビクター・オラディポを獲得したことを発表。
トレード内容は以下の通り。
- サンダー獲得
-ビクター・オラディポ
-2029年の2巡目指名権
-2030年の2巡目指名権 - ヒート獲得
-945万ドルのトレーデッドプレイヤー例外枠(Traded Player Exception)
オラディポは、4月に行われたプレイオフ第1ラウンドのミルウォーキー・バックス戦で負傷(左膝蓋腱断裂)し、リハビリを続けている。サンダーはヒートからオラディポの契約を引き取る形になっていて、サンダーに合流することはないのではと噂されていた。
以下、会見での質問と回答。
——リハビリ中のオラディポはサンダーのトレーニングキャンプに合流するのか?
プレスティ:彼はキャンプには参加しない。だから、彼の契約については決断する時が来る。
VO(オラディポ)は素晴らしいんだ。色々と苦労もしてきた。今シーズンのどこかのタイミングで復活するだろうし、どこかの時点でとても良いチームでプレイしているはずだ。
ただ、私たちのロスターの状況を考えると、今はそれを優先できない。
私たちは彼の大ファンなんだ。彼は素晴らしい心を持っているし、非常に才能のある人であることに加えて、あのような精神性と楽観主義を持っていなければ、彼が経験しているような状況を戦い抜くことなんて誰にもできない。彼は必ず復活を遂げるし、どこかのチームの助けになると思っている。
ただ、今の私たちの状況とは合わないということだ。
私見
個人的に私もオラディポは好きなので、戻ってきてほしい気持ちもあったが、どう考えても今のサンダーのタイムラインにはフィットしないので難しいだろうとは思っていた。
正直、この質問に対してここまではっきりとプレスティGMが回答したのは少し驚きだった。
まあ、状況が状況なだけに、トレーニングキャンプに合流しないリハリビ中の選手がチームに残るはずがないのは明白すぎて、隠す必要がないということかもしれない。
まだどういう形でカットするのかはわからないが、シーズン開幕までにカットしなければならない3人の選手のうちの1人がオラディポになることははっきりした。
オラディポ以外に誰がロスターからカットされるのか?
現在、サンダーが抱える選手は、2Way契約の3選手を含む21人。つまり、通常契約の選手が18人いる。
昨シーズンから在籍する選手
1)シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、2)ルーゲンツ・ドート、3)アレクセイ・ポクセフスキー、4)ジョシュ・ギディー、5)トレイ・マン、6)ジェレマイア・ロビンソン・アール、7)アーロン・ウィギンズ、8)チェット・ホルムグレン、9)ウスマン・ジェン、10)ジェイレン・ウィリアムズ、11)ジェイリン・ウィリアムズ、12)ケンリッチ・ウィリアムズ、13)アイザイア・ジョー
新加入の選手
14)ダービス・ベルターンス、15)ケイサン・ウォレス、16)ビクター・オラディポ、17)ヴァシリエィ・ミチッチ、18)ジャック・ホワイト、19)キヤンテ・ジョンソン(2WAY契約)、20)リンディ・ウォーターズ三世(2WAY契約)、21)オリビエ・サー(2WAY契約)
開幕までに15人までに絞る必要があるので、オラディポのほかにあと2人カットされることになる。
それが誰になるのか、なんとなく予想をつけている選手がいるけれど、新しく加入する選手がいなくなる可能性は限りなくゼロに近いので、そうなるとカットされるのは昨シーズンまでサンダーにいた選手になる。
誰が抜けてもさみしくなるのは間違いない。
可能性が高いのは、やはりジェレマイア・ロビンソン・アール、トレイ・マンあたりか。
ここへ来て捻挫をしてトレーニングキャンプに参加できず、開幕戦にも出場できそうもないアレクセイ・ポクセフスキーも若干気になるところ。
サンダー広報によると、アレクセイ・ポクシェフスキーが昨日OKCで行われたワークアウト中に右足首を捻挫したとのこと。約6週間後に再評価を受ける予定。 https://t.co/o6s0QdfScf
— YOKO B (@yoko_okc) September 20, 2023








