
1月13日(日本時間14日)、NBA.com の John Schuhmann(ジョン・シューマン)記者による2024-2025シーズン第13週のパワーランキングが発表された。オクラホマシティ・サンダーは1ランクダウンの2位となった。
このパワーランキングは毎週月曜日、その前の1週間の試合結果や内容をもとにJohn Schuhmann記者個人の意見として発表される。
今回は、第12週(1月6日〜1月12日)までの結果に基づくパワーランキングをお届けする。
先週のランキングはこちら
第12週の注目ポイント
注目チーム
- 絶好調のチーム
インディアナ・ペイサーズ(4連勝)
2025年に入ってからペイサーズは無敗。
- 不調のチーム
ブルックリン・ネッツ(4勝全敗)
東地区 vs 西地区
- インターカンファレンスでの対戦成績は、西地区が東地区に対して97勝79敗(勝率.551)。
- 先週は西地区が14勝12敗だった。
日程難易度
- 最も厳しいチーム
1.ウィザーズ、2.ラプターズ、3.ホーネッツ - 最も簡単なチーム
1.キャブス、2.ニックス、3.グリズリーズ - 日程の難易度は対戦相手の累積成績に基づく。
ランキングの動き
- 急浮上チーム
ペイサーズ(+4)、サンズ(+4)、キングス(+4) - 急降下チーム
スパーズ(-5)、ホークス(-3)、76ers(-3)
第13週の注目チーム
- フィラデルフィア・76ers
76ersは早急に順位を上げる必要があるが、現在勝率5割以上の17チームとの対戦成績は4勝17敗で、次の15試合のうち14試合がそのグループとの対戦となる。そこには、今週対戦するサンダー、ニックス、ペイサーズ、バックスとの大事な試合が含まれている。
NBAパワーランキング1位から10位
- 1位:キャバリアーズ|33-5 ↑ (2位)
- 2位:サンダー|32-6 ↓ (1位)
- 3位:セルティックス|28-11 (3位)
- 4位:ロケッツ|25-12 ↑ (5位)
- 5位:グリズリーズ|25-14 (5位)
- 6位:ニックス|26-14 ↓ (4位)
- 7位:ナゲッツ|23-15 (7位)
- 8位:ペイサーズ|22-18 ↑ (12位)
- 9位:ウルブズ|20-18 ↑ (11位)
- 10位:クリッパーズ|20-17 ↓ (8位)
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上位5位チームの結果
1位:キャバリアーズ
戦績:33勝5敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 121.2 (1)
- DefRtg: 110.6 (9)
- NetRtg: +10.6 (2)
- Pace: 100.7 (6)
キャブスはリーグ最強の2チーム(キャブスとサンダー)の最初の対戦に勝利。29シーズンの実況データで最高のディフェンスを誇るサンダーを相手に、101ポゼッションあたり129点という効率的な得点を記録した。その後、ペイサーズ戦で2024-25シーズン最悪のオフェンスパフォーマンスを見せている。
2位:サンダー
戦績:32勝6敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 115.6 (6)
- DefRtg: 102.9 (1)
- NetRtg: +12.7 (1)
- Pace: 100.5 (7)
サンダーの(レギュラーシーズンにカウントされる試合での)15連勝は水曜日にクリーブランドでのキャブス戦でストップしたものの、ウェスタン・カンファレンス首位とほかのチームとの差はまだ大きい。
3位:セルティックス
戦績:28勝11敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 119.2 (2)
- DefRtg: 109.8 (7)
- NetRtg: +9.5 (3)
- Pace: 98.2 (24)
セルティックスは依然として厳しい状況が続いており、日曜日にペリカンズに勝利したのは幸運だった。
4位:ロケッツ
戦績:25勝12敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 113.2 (11)
- DefRtg: 107.0 (3)
- NetRtg: +6.2 (6)
- Pace: 99.1 (18)
3連勝中のロケッツは、木曜日には敵地でのグリズリーズとの大一番に勝利し、西地区2位をキープしている。
5位:グリズリーズ
戦績:25勝14敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 116.6 (5)
- DefRtg: 109.5 (5)
- NetRtg: +7.1 (4)
- Pace: 105.3 (1)
グリズリーズは、ウェスタン・カンファレンスのトップ8内でのビッグゲーム3試合で2勝1敗となった。その過程でジャ・モラントが5試合の欠場から復帰している。
OffRtg:100ポゼッションあたりの得点(リーグ順位)
DefRtg: 100ポゼッションあたりに許した得点(リーグ順位)
NetRtg: 100ポゼッションあたりの得点差(リーグ順位)
ペース:48分あたりのポゼッション(リーグ順位)
オクラホマシティ・サンダーの総評
サンダーは先週1位から再び2位にランクダウン
サンダーの成績(1月13日時点)
戦績:32勝6敗(西の1位、リーグ2位)
注目スタッツ:
- OffRtg: 115.6 (6) ← 114.9 (7)
- DefRtg: 102.9 (1) ← 102.9 (1)
- NetRtg: +12.7 (1) ← +12.1 (1)
- Pace: 100.5 (7) ← 100.4 (9)
第12週のサンダーの試合日程と結果
- 1週間で3試合
(アウェイ:3試合、B2B:なし)
- 36/82|30-6
1/8(水)18:00|@ CLE|L 122-129 - 37/82|31-6
1/10(金)18:30|@ NYK|W 126-101 - 38/82|32-6
1/12(日)17:00|@ WAS|W 123-105
第12週のサンダーの総評
- 以下、John Schuhmann記者による総評
サンダーの(レギュラーシーズンにカウントされる試合での)15連勝は水曜日にクリーブランドでのキャブス戦でストップしたものの、ウェスタン・カンファレンス首位とほかのチームとの差はまだ大きい。
サンダーは2シーズン連続でリーグ最多となるコーナースリー試投数(1試合平均11.0本)を許している。水曜日の対戦で、キャブスはコーナースリーを14本中8本成功させており、サンダーは(101ポゼッションで129点を与えるという)今季2番目に悪いディフェンスを見せた。
コーナースリーを許すことは、リーグ最高の相手ターンオーバー率を誇るアグレッシブなディフェンスの裏返しだ。そして、サンダーはほとんどの場合、相手チームを急かしたり、それほどでもないシューターに3Pを打たせるように仕向けている。
「我々はアグレッシブであることを選ぶんだ」と、サンダーのマーク・デイグノートHCは、金曜日のニックス戦の前に話している(なお、キャブスに敗れたことを受けてサンダーはニックスを粉砕)。
「我々は相手チームが自分たちのほうに合わせなければならない状況に持っていけるように努めている。先日のキャブス戦では、我々のほうが彼らに合わせてプレイすることになった。だから彼らはあれだけのリズムを作ることができたんだ。それは彼らの功績だよ」
また、キャブスは残り1分で5点のリードを築いているが、その間の56秒のポゼッションでサンダーはリバウンドを取ることができなかった。サンダーのディフェンシブリバウンド率は、勝利試合では69.7%、敗戦試合ではわずか63.7%で、それはリーグ2位のディフェンシブリバウンドの勝敗差である。
サンダーの第13週(1月13日〜1月19日)の試合日程
木曜日に再びキャブスと対戦するサンダーは、自分たちが有利になるディフェンスをするように努めるだろう。キャブス戦はホームとアウェイの連戦の1試合目であり、その対戦相手であるキャブスとマブスはサンダーが今季負けを喫している6チームのうちの2チームだ。
エミレーツNBAカップ準々決勝でマブスを破った時のサンダーにはアイザイア・ハーテンシュタインが復帰しており、11月にハーテンシュタイン(とチェット・ホルムグレン)抜きで敗れた時よりも、リバウンド面ではるかに良くなっていた。
- 1週間で4試合
(アウェイ:2試合、B2B:1回)
- 39/82|
1/14(火)18:00|@ PHI
1/15(水)9:00(日本時間) - 40/82|
1/16(木)19:00|vs CLE
1/17(金)10:00(日本時間) - 41/82|
1/17(金)19:30|@ DAL
1/18(土)10:30(日本時間) - 42/82|
1/19(日)18:00|vs BKN
1/20(月)9:00(日本時間)