
12月23日(日本時間24日)、NBA.com の John Schuhmann(ジョン・シューマン)記者による2024-2025シーズン第10週のパワーランキングが発表された。オクラホマシティ・サンダーは1ランクダウンの2位となった。
このパワーランキングは毎週月曜日、その前の1週間の試合結果や内容をもとにJohn Schuhmann記者個人の意見として発表される。
今回は、第9週(12月16日〜22日)までの結果に基づくパワーランキングをお届けする。
先週のランキングはこちら
第9週の注目ポイント
注目チーム
- 絶好調のチーム
インディアナ・ペイサーズ(2連勝)
ペイサーズのディフェンスがなかなか良い - 不調のチーム
サクラメント・キングス(4勝全敗)
キングスは先週4試合を消化した唯一のチームで、ホームでのペイサーズ戦で27点差で負け、4連敗を喫した。
東地区 vs 西地区
- インターカンファレンスでの対戦成績は、西地区が東地区に対して64勝47敗(.577)。
- 先週は7勝5敗だった。
日程難易度
- 最も厳しいチーム
1.ウィザーズ、2.ペリカンズ、3.ネッツ - 最も簡単なチーム
1.キャブス、2.ペイサーズ、3.ニックス - 日程の難易度は対戦相手の累積成績に基づく。
ランキングの動き
- 急浮上チーム
レイカーズ(+3)、スパーズ(+3) - 急降下チーム
サンズ(-4)、その他4チーム(-3)
第10週の注目チーム
- デンバー・ナゲッツ
ナゲッツはウェストトップ5に入っているが、先週は3つの不振チームを相手に完敗。今後5日間でサンズ(2回)とキャブスとの3試合が控えており、ナゲッツが本来の調子を取り戻すにはいいタイミングだろう。
NBAパワーランキング1位から10位
- 1位:キャバリアーズ|25-4 ↑ (2位)
- 2位:サンダー|22-5 ↓ (1位)
- 3位:セルティックス|22-6 (3位)
- 4位:グリズリーズ|20-9 ↑ (5位)
- 5位:マーベリックス|18-10↓ (4位)
- 6位:ロケッツ|19-9 (6位)
- 7位:ニックス|18-10 (7位)
- 8位:バックス|15-12 (8位)
- 9位:マジック|18-12 ↑ (11位)
- 10位:ナゲッツ|15-11 ↑ (12位)
※全チームのランキングを知りたい方はこちらへ
上位5位チームの結果
1位:キャバリアーズ
戦績:25勝4敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 120.9 (1)
- DefRtg: 109.5 (7)
- NetRtg: +11.4 (2)
- Pace: 100.6 (9)
キャブスの勢いは止まらない。セルティックス、ナゲッツ、バックスに勝利したのを含め、ここ9試合で8勝している。
2位:サンダー
戦績:22勝5敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 114.7 (7)
- DefRtg: 103.0 (1)
- NetRtg: +11.7 (1)
- Pace: 100.0 (12)
サンダーはエミレーツNBAカップ優勝決定戦には敗れたが、木曜と土曜のマイアミとオーランドのフロリダ州2都市でのバック・トゥ・バックをスイープした。
3位:セルティックス
戦績:22勝6敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 119.6 (3)
- DefRtg: 109.5 (8)
- NetRtg: +10.0 (3)
- Pace: 99.0 (21)
セルティックスは先週、ブルズとのホーム2試合を戦い、勝1敗とした。土曜日の試合では3Pは振るわなかったがインサイドで圧倒した。
4位:グリズリーズ
戦績:20勝9敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 117.0 (4)
- DefRtg: 107.7 (4)
- NetRtg: +9.4 (4)
- Pace: 105.1 (1)
グリズリーズは土曜日にアトランタでホークスに対し終始リードを保って大勝し、ここ14試合で12勝。その中にはジャ・モラント抜きでの5勝0敗も含まれている。
5位:マーベリックス
戦績:18勝10敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 116.9 (5)
- DefRtg: 111.0 (10)
- NetRtg: +5.9 (7)
- Pace: 100.8 (7)
マブスは先週、ルカ・ドンチッチ抜きでクリッパーズと2試合を戦った。カイリー・アービングが欠場した試合では敗れ、アービングが出場した試合では(ショットはわずか25本中6本しか決まらなかったが)勝利している。
OffRtg:100ポゼッションあたりの得点(リーグ順位)
DefRtg: 100ポゼッションあたりに許した得点(リーグ順位)
NetRtg: 100ポゼッションあたりの得点差(リーグ順位)
ペース:48分あたりのポゼッション(リーグ順位)
オクラホマシティ・サンダーの総評
第9週のサンダーのランキングは2位にランクダウン
サンダーの成績(12月23日時点)
戦績:22勝5敗(西の1位、リーグ2位)
注目スタッツ:
- OffRtg: 114.7 (7) ← 115.2 (8)
- DefRtg: 103.0 (1) ← 103.1 (1)
- NetRtg: +11.7 (1) ← +12.1 (1)
- Pace: 100.0 (12) ← 100.3 (10)
第9週のサンダーの試合日程と結果
- 1週間で3試合
(アウェイ:3試合、B2B:なし) - NBAカップ決勝に進んだサンダーは3試合を戦い、バックスに敗れて準優勝。
- NBAカップ決勝戦はレギュラーシーズンに含まれない(戦績、スタッツともに)。
- NBAカップ決勝 in ラスベガス|準優勝
12/17(火)19:30|vs MIL|L 81-97 - 26/82|21-5
12/19(木)18:00|@ ORL|W 105-99 - 27/82|22-5
12/20(金)19:00|@ MIA|W 104-97
第9週のサンダーの総評
- 以下、John Schuhmann記者による総評
NBAカップのバックス戦での不甲斐ない敗戦を含めると、サンダーはここ4試合、いずれもリーグ平均より得点効率が悪い。ジェイレン・ウィリアムズは、金曜日にマイアミでヒートを相手にシーズンハイの33得点をあげるまでの4試合で、フィールドゴール76本中29本成功(成功率38%)だった。今季のウィリアムズは、使用率がまた大きく跳ね上がり(3Pの割合も大きく跳ね上がり)、2P成功率、3P成功率、フリースロー成功率でキャリア最低を記録し、効率が落ちている。
サンダーは今もディフェンスで結果を出しており、対戦相手を100ポゼッションあたり101.4点に抑え、(レギュラーシーズン順位にカウントされる試合としては)7連勝中だ。ヒートは金曜日まではトップ10のオフェンスを誇っていたが、19ターンオーバーを記録して1ポゼッションあたりわずか1点しか取れず、ホームでのオフェンス成績としてはワーストタイとなった。
サンダーには、1試合あたりのスティール数でトップ7にランクインしている選手が3人いる。シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、アレックス・カルーソ、ジェイレン・ウィリアムズの3選手だ。さらに、ケイソン・ウォレス(5.1)とケンリッチ・ウィリアムズ(4.3)は36分あたりのスティール数で(カルーソとともに)トップ20に入り、アイザイア・ハーテンシュタインは木曜日のオーランド戦でキャリアハイタイとなる4スティールを記録した。
カルーソとハーテンシュタインはまだわずか87分しか一緒にプレイしていないが、サンダーはそのどちらか、または両方がフロアにいる合計664分間で、100ポゼッションあたり98.4点しか相手に許していない。
サンダーの第10週(12月23日〜12月29日)の試合日程
(NBAカップ決勝を含め)15試合中12試合をアウェイで戦うスケジュールのサンダーだが、それも28日土曜日のシャーロットでのホーネッツ戦で終わる。そこからホーム戦が続くが、しかし、それは7日間で5試合を戦う日程の始まりだ。
29日の日曜日の夜、現時点で西の2位につけるグリズリーズ(今季初対戦)を迎え撃つ際には、レスト・ディスアドバンテージ(休養のハンデ)を背負うことになる。
- 1週間で4試合(アウェイ:2試合、B2B:1回)
- 28/82|
12/23(月)19:00|vs WAS
11/24(火)10:00(日本時間) - 29/82|
12/26(木)18:00|@ IND
12/27(金)9:00(日本時間) - 30/82|
12/28(土)17:00|@ CHA
12/29(日)8:00(日本時間) - 31/82|
12/29(日)18:00|vs MEM
12/30(月)9:00(日本時間)