毎年恒例となった NBA.com の John Schuhmann記者によるパワーランキングは、今シーズンも毎週月曜日に発表されている。先週のパワーランキングでは、オクラホマシティ・サンダーが2週連続トップとなっていた。
そして、1月22日(日本時間13日)に発表された第14週のパワーランキングではオクラホマシティ・サンダーは5位まで順位を落としている。
なお、このパワーランキングは、NBAシーズンの新しい週が始まる毎週月曜日に、前の週の試合結果や内容、そのほか全体のスタッツをもとにJohn Schuhmann記者個人の意見として発表されている。
つまり、第14週のパワーランキングは、第13週(1月15日〜21日)までの結果に基づく。
NBAパワーランキング1位から10位
- 1位:ボストン・セルティックス(↑)
- 2位:ロサンゼルス・クリッパーズ(↑)
- 3位:フィラデルフィア・76ers(↑)
- 4位:デンバー・ナゲッツ(↓)
- 5位:オクラホマシティ・サンダー(↓)
- 6位:ミネソタ・ティンバーウルブズ(↓)
- 7位:ミルウォーキー・バックス
- 8位:ニューオーリンズ・ペリカンズ(↓)
- 9位:フェニックス・サンズ(↑)
- 10位:ダラス・マーベリックス(↑)
※全チームのランキングを知りたい方はこちらへ
オクラホマシティ・サンダーの総評
サンダーは1位から5位にランクダウン。
サンダーの成績(1月21日時点)
戦績:29勝13敗(西の2位、リーグ3位タイ)
注目スタッツ:
- OffRtg:119.8 (4) 120.2 (4) ↓
- DefRtg:111.7 (6) 111.0 (3) ↓
- NetRtg:+8.1 (3) +9.2 (2) ↓
- ペース:101.2 (7) 101.4 (6) ↓
OffRtg:100ポゼッションあたりの得点(リーグ順位)
DefRtg: 100ポゼッションあたりに許した得点(リーグ順位)
NetRtg: 100ポゼッションあたりの得点差(リーグ順位)
ペース:48分あたりのポゼッション(リーグ順位)
第13週(1月15日〜21日)のサンダーの試合日程と結果
1週間で4試合(うちBack to Back 1回)で2勝2敗
- 1月15日(月):ロサンゼルス・レイカーズ(アウェイ)
|105-112で敗戦 - 1月16日(火):ロサンゼルス・クリッパーズ(アウェイ)
|117-128で敗戦 - 1月18日(木):ユタ・ジャズ(アウェイ)
|134-129で勝利 - 1月20日(土):ミネソタ・ティンバーウルブズ(アウェイ)
|102-97で勝利
第13週のサンダーの総評
- 以下、John Schuhmann記者による総評
サンダーは先週、レイカーズとクリッパーズと対戦し、クリッパーズ戦では今季最悪のディフェンス(わずか93ポゼッションで128得点を許した)で敗れた。しかし、遠征4試合を終えて、絶好調のジャズと首位のウルブズに見事な勝利を収めた。
サンダーはクラッチタイムのオフェンスでリーグ首位
勝利した2試合はとても異なり、ウルブズの勝利はジャズの勝利よりずっと醜かった。それでも、両試合とも最後の5分で5点差という接戦で、サンダーはクラッチタイムにわずか18回のポゼッションで28点を奪い、両試合に勝利している。サンダーは今季、ラスト5分で5点差以内のクラッチタイムでポゼッション100回あたり132.4点を記録。クラッチオフェンスでリーグトップだ。
シェイのクラッチオフェンス
ウルブズ戦の残り1分強、サンダーが1点ビハインドの時点で、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは3ポイントショットを15本中1本しか決めていなかった。しかし、彼はジェイデン・マクダニエルズを相手に躊躇なくステップバック3Pを放ち、サンダーの勝利に貢献した。彼は現在、8本中2本のクラッチ3Pを成功させており、クラッチ2P(31本中22本成功で成功率71%)のほうが少し好調だ。
シェイのシューティングが好調
今季のギルジャス・アレクサンダーは、自分のショットのうちの3Pの割合がキャリア最低だった昨季の12%から17%に上昇。3P成功率(32.6%)は下がっているものの、eFG%(57.7%)、TS%(64.8%)ともにキャリアハイを記録している。さらに、2P成功率(59.5%)はキャリア最高の数字となっている。
TS%:True Shooting Percentage(トゥルー・シューティング・パーセンテージ)の略
2Pと3Pの成功率に加え、フリースロー成功率も含めたもの
eFG%:effective field goal percentage(3Pの価値を加味した成功率)
FG成功率(FG%)は、放った全ショットのうち何本が決まったかを計算したものなのに対し、eFG%は2Pと3Pの得点の価値を考慮して(当然3Pの方が大きい)成功率を計算したもの
サンダーの第14週(1月22日〜28日)の試合日程
サンダーはホームで1試合を戦った後、再び遠征に出る。現在、西地区上位8チームとの試合で7勝6敗(ロードでは5勝4敗)となっているサンダーにとって重要なのは金曜日のペリカンズ戦だ。
- 1月23日(火):ポートランド・トレイルブレーザーズ(ホーム)
- 1月24日(水):サンアントニオ・スパーズ(アウェイ)
- 1月26日(金):ニューオーリンズ・ペリカンズ(アウェイ)
- 1月28日(日):デトロイト・ピストンズ(アウェイ)