
11月4日(日本時間5日)、NBA.com の John Schuhmann(ジョン・シューマン)記者による2024-2025シーズン第3週のパワーランキングが発表された。オクラホマシティ・サンダーはトップに立っている。
このパワーランキングは毎週月曜日、その前の1週間の試合結果や内容をもとにJohn Schuhmann記者個人の意見として発表される。
今回は、第2週(10月28日〜11月5日)までの結果に基づくパワーランキングをお届けする。
第2週の注目ポイント
注目チーム
- 絶好調のチーム
クリーブランド・キャバリアーズ(4連勝)
キャブスは最初の本格的なテストをパスした。 - 不調のチーム
ミルウォーキー・バックス(3戦全敗)
第2週の敗戦は第1週の敗戦よりも優れたチームとの対戦だったが、1勝5敗のスタートはどんな対戦相手であろうときつい。
東地区 vs 西地区
- 東対西の対戦成績は、西地区が東地区に対して先週の8勝5敗から13勝6敗(勝率.684)となった。
ランキングの動き
- 急浮上チーム
ウォリアーズ(+8)、ロケッツ(+5)、ネッツ(+5)、キングス(+5) - 急降下チーム
76ers(-13)、クリッパーズ(-8)、バックス(-7)
第3週の注目チーム
- ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ウォリアーズはここ3試合でステフィン・カリーを欠いているにもかかわらず、リーグ最高の点差をつけて5勝1敗の戦績だ。彼らはあと1試合を終えるとそこから5試合の遠征に出る。遠征先には、ボストン(水曜日)、クリーブランド(金曜日)、オクラホマシティ(日曜日)が含まれ、その3試合は基本的にどのチームにとってもおそらく最もタフなものだ。
NBAパワーランキング1位から10位
- 1位:サンダー|6-0 ↑ (2位)
- 2位:キャバリアーズ|7-0 ↑ (4位)
- 3位:セルティックス|6-1 ↓ (1位)
- 4位:サンズ|5-1 ↑ (7位)
- 5位:ウォリアーズ|5-1 ↑ (13位)
- 6位:ニックス|3-2 ↓ (5位)
- 7位:マーベリックス|4-2 ↑ (8位)
- 8位:レイカーズ|4-2 ↓ (3位)
- 9位:ティンバーウルブズ|3-3 ↓ (6位)
- 10位:ナゲッツ|3-3 (10位)
※全チームのランキングを知りたい方はこちらへ
上位5位チームの結果
1位:サンダー
戦績:6勝0敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 112.5 (15)
- DefRtg: 95.1 (1)
- NetRtg: +17.4 (2)
- Pace: 102.4 (6)
サンダーは単に6勝0敗というだけではない。試合の最後の5分で5点差以内の試合が一度もない唯一のチームでもある。つまり、6つの勝利はすべて余裕のあるものなのだ。
2位:キャバリアーズ
戦績:7勝0敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 121.9 (2)
- DefRtg: 107.7 (5)
- NetRtg: +14.3 (3)
- Pace: 100.9 (11)
キャブスは未だ完璧だが、土曜日にバックスから7勝目を挙げるには、ドノバン・ミッチェルのタフショットが必要だった。
3位:セルティックス
戦績:6勝1敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 122.5 (1)
- DefRtg: 110.7 (13)
- NetRtg: +11.8 (4)
- Pace: 99.6 (18)
セルティックスは完璧ではないし、3ポイントが決まらないこともある。セルティックスの初黒星は水曜日のペイサーズとの試合で、24点差から挽回したもののオーバータイムで敗れた。
4位:サンズ
戦績:5勝1敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 111.6 (16)
- DefRtg: 107.9 (6)
- NetRtg: +3.7 (8)
- Pace: 100.2 (16)
サンズは、ロサンゼルスでの最初の2試合を1勝1敗としてから4連勝。2敗以下の5チームのうちの1つになっている。
5位:ウォリアーズ
戦績:5勝1敗
注目スタッツ:
- OffRtg: 118.6 (4)
- DefRtg: 101.0 (2)
- NetRtg: +17.6 (1)
- Pace: 100.3 (15)
ウォリアーズはステフィン・カリー抜きで3勝0敗の戦績を記録。彼が出場した3試合(100ポゼッションあたり117.4点)よりも、この3試合(100ポゼッションあたり119.9点)の方が効率よく得点している。
OffRtg:100ポゼッションあたりの得点(リーグ順位)
DefRtg: 100ポゼッションあたりに許した得点(リーグ順位)
NetRtg: 100ポゼッションあたりの得点差(リーグ順位)
ペース:48分あたりのポゼッション(リーグ順位)
オクラホマシティ・サンダーの総評
サンダーは開幕以来6戦全勝で1位に。
サンダーの成績(11月11日時点)
戦績:6勝0敗(西の1位、リーグ2位)
注目スタッツ:
- OffRtg: 112.5 (15) ← 112.8 (14)
- DefRtg: 95.1 (1) ← 100.3 (1)
- NetRtg: +17.4 (2) ← +12.5 (1)
- Pace: 102.4 (6) ← 102.6 (5)
第2週のサンダーの試合日程と結果
- 1週間で3試合
(アウェイ:2試合、B2B:1回)
- 10/30(水)20:30|vs SAS|W 105-93
- 11/1(金)21:00|@ POR|W137-114
- 11/2(土)21:30|@ LAC|W 105-92
- 3戦全勝
第2週のサンダーの総評
- 以下、John Schuhmann記者による総評
サンダーはオフェンシブランキング15位ながら6勝を挙げている。6試合中5試合で、対戦相手の100ポゼッションあたりの得点を、そのチームが今季、ほかの試合で獲得した得点より少なくとも13点低く抑えている(例:クリッパーズは最初の5試合では100ポゼッションあたり110.5点だったが、土曜日のサンダー戦では100ポゼッションあたり92.0点に抑えられた)。
例外は金曜日のポートランドでの勝利で、サンダーは100ポゼッションで137点(今季どのチームよりも3番目に効率的)を記録し、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーはフィールドゴール12本中11本を成功させた。MVP候補のギルジャス・アレクサンダーの3ポイントショット成功率はわずか28%(43本中12本成功)で、3P成功率で昨季リーグトップだったサンダーはチームとして現在20位に付けている。
アイザイア・ハーテンシュタインとジェイリン・ウィリアムズの2人以外では、サンダーは負傷欠場選手こそいないものの、34分以上をプレイしたラインナップがない。アイザイア・ジョー、ケイソン・ウォレス、アーロン・ウィギンズがそれぞれ2試合ずつ先発し、毎試合5人目のスターターを変えているからだ。
アレックス・カルーソはベンチから出続けているが、ギルジャス・アレクサンダーと一緒にプレイした65分間で、サンダーは対戦相手を59点(100ポゼッションあたり43.9点)上回るという驚異的な得点を記録している。
サンダーの第3週(11月4日〜11月10日)の試合日程
サンダーは水曜日に(開幕戦を勝利で飾った)デンバーに戻る。その後、今季最長となるホームでの連戦がスタートし、その6試合すべてが昨季5割以上の成績を収めたウェスタン・カンファレンスのチームとの対戦となる。
- 1週間で4試合
(アウェイ:なし、B2B:1回)
- 11/4(月)20:15|vs ORL
11/5(火)11:15(日本時間) - 11/6(水)20:00|@ DEN
11/7(木)11:00(日本時間) - 11/8(金)19:00|vs HOU
11/9(土)10:00(日本時間) - 11/10(日)18:00|vs GSW
11/11(月)9:00(日本時間)