オクラホマシティ・サンダーは11月3日(日本時間4日)、ホームのペイコムセンターでデンバー・ナゲッツとの対戦した。試合は、110-122でナゲッツに敗れている。
アリーナの様子
サンダー側のファンサービス
ファンサービスをするマイク
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ここからかなりの時間をかけて丁寧に対応してた。 pic.twitter.com/7DSmP2Ak3K
ナゲッツ側のファンサービス
ペイコムセンターでのナゲッツ戦
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元サンダージェフ・グリーンはにこやかにファン対応
ヨキッチはハイファイブのみでサインせず。ファンからはため息がこぼれてましたね。#OKCvsDEN#YokoAtArena pic.twitter.com/GwqKWYyfOb
ジャマール・マレー(とゴードン) pic.twitter.com/dGp2KCHPU7
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なんでサンダー側に?と思ったら、ジョーダンとデボン・リード(で合ってます?)がスプリントを始めました。 pic.twitter.com/D7nwN5czgm
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GAME RESULT : OKC 110 – DEN 122 L 4-4(8/82)
STARTING FIVE
Game time! 🤝 pic.twitter.com/ZuIE9AWN4H
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このラインナップは今シーズン2度目。前回のナゲッツ戦と同じだ。
ナゲッツとの初戦であまり効果がなかった気がするが、これが吉と出るか凶と出るか…。
GAME FLOW & STATS
試合開始直後、サンダーのショットはことごとく外れ、一方のナゲッツにいきなり13-0のランを展開されてしまう。ティップオフから3分弱で1点も取れないサンダーに、マークHCもたまらずタイムアウト。サンダーファンはまだまだ座れない。
タイムアウト明けにジェレマイア・ロビンソン・アール(JRE)がダンクを決め、やっとチーム初得点。しかし、ナゲッツの3Pが絶好調で第1Qだけで42得点を許し、第2Qは多少押さえることができたものの、57-71と14点ビハインドでハーフタイムへ。
第3Qになぜか毎回追い上げるサンダーは、このクォーターだけで38得点。ナゲッツを22得点に押さえて95-93と逆転に成功するが、第4Q序盤にペースを崩す。
「第4Qの、特に序盤、ショットが決まらない日だったこともあって少し急いでしまった。他の得点方法を見つけるためにもっと慎重になるべきだったと思う」—マークHC
次第にナゲッツのギアが上がり、徐々に引き離されていった。
TAKEAWAYS from the GAME
敗戦の理由は…
そう、敗戦の理由は間違いなく3ポイントショットだ。
ナゲッツの3P31本中18本成功(成功率58.1%)に対し、サンダーは29本中6本成功(成功率20.7%)。
2Pは54本中28本成功のナゲッツに対して、サンダーは64本中39本成功で上回ったが、当然ながら、2Pよりも3Pを多く決めた方が得点は高くなる。3Pを18本決めて54得点を稼いだナゲッツと、3Pで18得点しかできなかったサンダーの差は大きい。
3Pが不調なサンダーは、ペイント内での得点で72-46とナゲッツを大きく上回った。2Pで78得点をあげても、試投数で93-84とナゲッツを上回っても、どれだけ効率良く得点を稼ぐかで差がついた。
前回の対戦でサンダーが上回ったリバウンドも、今回はナゲッツが47で、サンダーが40といまひとつだった。
ただし、ターンオーバーの数は、サンダーが10に対してナゲッツが20で、ターンオーバーからの得点はサンダーの21に対してナゲッツは16だった。特に第3Q、ナゲッツが8つのターンオーバーをしているのが、サンダーが逆転に至ったひとつの要因だろう。
ナゲッツのニコラ・ヨキッチは前半をプレイメイキングに専念し、アーロン・ゴードンの23得点を筆頭に、3Pを13本をお膳立てして8アシストを記録。9リバウンドなどでチームに貢献。後半に入ると攻撃モードに切り替え、最終的に15得点、14アシスト、13リバウンドのトリプルダブルを達成した。
第4Qには、ナゲッツのジャマール・マレーが14得点を記録。この試合でマレーのディフェンスを任されたドートはそれまで良い仕事をしていたが、最後にマレーが調子を上げた。
ナゲッツのマイケル・マローンHCは試合後にこう話している。
「ルー・ドートはNBAオール・ディフェンシブ・チームに入るようなタイプの選手だ。その彼がジャマールにマッチアップしていた。それでもバスケットまでたどり着いてしっかり決めていたことには感心したよ」
サンダーファンにとって大事なところはここだ。
「ルー・ドートはNBAオール・ディフェンシブ・チームに入るようなタイプの選手だ」
“UNGUARDABLE” シェイ
シェイは35分強の出場で、37得点(FG17本中13本成功:成功率76.5%、3P試投なし、フリースロー11本中11本成功)、4リバウンド、3アシスト、2スティールを記録。30得点以上を記録したのは今シーズン5試合目だ。
3Pを全く打たずに37得点をあげたシェイだが、当の本人は「(そのことは)知らなかった」と発言。
シェイが3Pを打たなかったことについてマークHCはこう話す。
「彼はとても効率的で、ショットの種類もうまくバランスが取れていると思う。これでもし、彼がフリースローももらえず、リムにも攻めず、トランジッションで走らずに、ただミッドレンジのショットしか打っていなかったら、おそらくそれは続かないだろう。でも、彼(のショット)には多様性がある。だから持続可能だよ。自分のスポットを賢く選んで効率良くショットを決めているんだ。チームのために良い仕事をしてくれているよ」
第1Qだけで17得点、第3Qにも12得点をマークし、一時は19点ビハインドを背負ったサンダーの第3Qでの逆転劇に貢献している。
「(シェイ)が第3Qをまわしていた。彼のことはそうそうガードできないんだ。すごい選手だよ。フィールドゴール17本中13本を決めて、37得点あげてるんだから」
ナゲッツのマローンHCも、試合後にシェイをそう褒めている。
Shai with the swipe and score 👏 pic.twitter.com/0h9xAG9gfx
— OKC THUNDER (@okcthunder) November 4, 2022
Shai with the swipe and score 👏 pic.twitter.com/0h9xAG9gfx
— OKC THUNDER (@okcthunder) November 4, 2022
Slicing and dicing all night@OGandE Power Play of the Game pic.twitter.com/siD7aMqe3w
— OKC THUNDER (@okcthunder) November 4, 2022
その他諸々
- 後半のスタート時のメンバーはシェイ、ドート、ギディー、ベイズ、そしてマイク。ナゲッツはスタメンが出ていた。ヨキッチにマイクをつけ、ベイズがゴードンの対応。このメンバーが意外と機能していた。
- ポクがルースボールにダイブ!フィジカルなプレイが増えたことは本当に朗報。そこから速攻につながった。
- マークHCが目指すのは「アメフトのような展開をするチーム」。
- 止めて、ボールを奪って、走る。これができることが大事だが、最後に「決める」ことができないと勝てない。チップACの指導をしっかり受けてほしい。
NEXT GAME: 11月5日 第9戦はアウェイでバックス戦
サンダーの第9戦は、11月5日土曜日午後7時から(日本時間6日日曜日午前9時から)、ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスとの対戦。
相手は今シーズン7戦無敗で、NBA単独首位のチーム。サンダー戦の前にアウェイで試合があるのでBack to Backで多少疲れがあるかもしれないが、それくらいしかハンデがない。
勝ち目がある気はしないが、ここまで何度も驚かせてくれているサンダーだけに、粘り強く、まさに死闘を繰り広げてほしい。