16点差をひっくり返したサンダーが3連勝!第6戦 OKC at DAL 2022/10/29
@OKCThunder
スポンサーリンク

 

オクラホマシティ・サンダーは10月29日(日本時間30日)、テキサス州ダラスのアメリカンエアライン・センターでダラス・マーベリックスと対戦。試合はオーバータイムの末、117-111でサンダーが勝利し、3連勝を飾った。

GAME RESULT : OKC 117 – DAL 111 W 3-3(6/82)

STARTING FIVE

スモールラインナップ対スモールラインナップ。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダーとルーゲンツ・ドート、トレイ・マン、アーロン・ウィギンズまでは前回と変わらず。ジェレマイア・ロビンソン・アール(JRE)に代わってアレクセイ・ポクシェフスキー(ポク)を投入してスタート。

今シーズンここまで1試合平均36.3得点をあげて得点で首位につけ、早くもMVP候補とされるルカ・ドンチッチをどう止めるのかにすべてがかかる。

GAME FLOW & STATS

サンダーもマブスも序盤から速いペースだった。3Pが全く決まらないサンダーは、46-51と5点ビハインドで前半を終えるが、またもや第3Qに復活(ハーフタイムで何を話しているのか気になる)!72-21と1点リードで同点で迎えた第4Q、ドンチッチのいないマブスのベンチに一気に引き離されるが、そこからドラマが!!

 

GAME FLOW & STATS 2022/10/29 OKC at DAL
BOXSCORE 2022/10/29 OKC at DAL

 

TAKEAWAYS from the GAME

(残り5分で16点差をひっくり返すことができたのは)
「最後まで粘り強く諦めなかったからだね。コーチ(マークHC)はいつも『48分間を戦い抜くこと』を話している。それが僕らのモットーでもある。毎日それを意識してプレイしていることが身を結んだ」—シェイ

(効率的なオフェンスを展開した今日のプレイについて)
「とにかく積極的に打つようにした。簡単なショットをミスしたり難しいショットを決めたりしたけど、とにかく積極的に自分らしくプレイしたよ」—シェイ

(4Q残り5分での突然の出場について)
「いつも準備ができているようにすることが大事だね。チームメイトがコート上で僕を見つけて信頼してくれた。第4Qに離されていても戦い続けたことが大きいよ」—ジョー

(オーバータイムで勝負を決められたのは)
「僕らのエナジーだよ。エナジーがすごかった。マブスの選手たちが大事なショットを決めても僕らは諦めなかった。良いチームはそういうショットを決めるものだからね。切り替えて次の試合に向けて準備をするだけだ」—ジョー

(今日のジョーについて)すごかったね。彼なしでは勝てなかったのは明らかだよ。名前を呼ばれた時に準備ができていた。彼は毎日ハードに練習しているんだ。驚きはないよ」—シェイ

すべてをさらったアイザイア・ジョー

マブスに16点差を付けられた第4Q残り4分53秒、この試合ここまで一度もプレイしていないアイザイア・ジョーがコートに登場。誰も予想していなかった大活躍で、チームの18-2ランに大きく貢献した。

最大の貢献は同点の3Pショットだ。

「彼がオープンなのを見て、彼なら決められる可能性が高いと思ったんだ」—シェイ

「あり得ないよ。2時間近くもシュートしていなかったのに、入っていきなり決め始めたんだから」—ドート

ジョーの3Pで99-99の同点になり、今シーズン初のオーバータイムに突入したサンダー。

その後もジョーの勢いは止まらず、最終的には約9分の出場で、3P3本中3本成功、フリースロー4本中4本成功を含む、フィールドゴール4本中4本成功の15得点、2リバウンド1アシストを記録している。

試合後、あの時点でジョーを投入したことについてマークHCはとても正直に答えている。ここまでの5試合では、まだまだジョーがどんな選手なのか見極めきれていないということだろう。

それでなくてもローテーションが定まっていないサンダーだ。今は誰にでもチャンスがある。

そして、ジョーはそのチャンスをしっかりとモノにした。

進化し続けるシェイ

シェイは今日もシェイだった。

41分強の出場で、38得点(FG27本中15本成功)、9アシスト、6リバウンド、2スティール、1ブロックを記録。

3P2本はどちらも外したが、FTは8本中8本すべて沈め、今シーズンここまでのFT成功率は100%(30本中30本成功)だ。

オフェンスでもどうやったらそれを決めるのかと思えるショットを成功させていたが、ディフェンスも素晴らしかった。

ドンチッチ対ドート

「彼(ドート)はNBAのトップ3のディフェンダーの1人だ。彼と対戦するのは本当にタフだよ」—ドンチッチ

ドートについてそう話したドンチッチだが、それでも31得点、16リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成している。

彼のフロアビジョンとパスは素晴らしいし、ファウルをもらうのもうまく、守るのは厄介な相手だ(ブルックリン・ネッツ戦で渡邊雄太が苦労していたのもよくわかる)。

それでもドートのドンチッチに対するハードなディフェンスは試合の最初から最後まで続いた。途中からドンチッチが苛立っているのが良くわかるほどだった。

なかでも、第4Qでジョーが同点の3Pを沈めた後のドンチッチに対するディフェンスは本当に素晴らしかった。

ディフェンスで魅せたドートは、最終的に16得点、6リバウンド、2アシスト、2スティールをマーク。3Pは4本中1本成功と相変わらずだが、ペイント内にも果敢に攻めてFTを獲得するなど、ドートならではのオフェンスを意識しているようにも見えた。

ベイズらしさの兆し

ドートに守られて苛立つドンチッチは、スクリーンを使って他の選手にスイッチするように仕向けていた。おかげでスクリーンをくぐり抜ける必要のあったドートだが、ダリアス・ベイズリー(ベイズ)と共にコートに出ている時はスイッチされてもあまり問題ではなかった。

そのくらい、ベイズのディフェンスも良かったのだ。

そして、オフェンスでも積極的に中に攻めていた。

ベイズは26分の出場で、15得点(FG11本中7本成功)、8リバウンド、1ブロックを記録。

確かに不安なオフェンスもあった。余計なファウルもあった。

しかし、サンダーのロールプライヤーとしてのベイズのアインデンティーが垣間見える試合だったことは間違いない。

マスクで復帰したJDub

プレシーズンの試合から、ルーキーながら、ルーキーらしからぬ落ち着きを見せ、即戦力として期待されていたJDubことジェイレン・ウィリアムズが最後にプレイしたのはシーズン開幕戦。第2Q途中でひじ鉄を右目に食らって退場している。

復帰戦にはマスクをしてベンチから登場し、13得点、3リバウンド、3アシスト、4スティール、1ブロックと期待通りの活躍を見せた。

特に4スティールは注目に値する。彼のディストラクションのスキルは素晴らしい。

NEXT GAME: 11月1日 第7戦はホームでマジック戦

サンダーの第7戦は、11月1日月曜日午後7時から(日本時間2日火曜日午前9時から)、ホームのペイコムセンターに2022年ドラフト全体1位指名のパオロ・バンケロ擁するオーランド・マジックを迎える。

マジックはチームの平均年齢でリーグ4番目に若く、バンケロは開幕以来5試合連続20得点以上をあげるなどの活躍をしているらしい。

若さではサンダーも負けていない。なんといっても平均年齢はリーグで最も若く、経験値も最も少ないチームなのだ。

それでもサンダーはここまで3勝3敗。

成長が楽しみな若い選手が多すぎて困るほどいる。

この試合で復帰したJDubとシューターとして名を馳せたジョーのほか、さらにもうすくジョシュ・ギディーも復帰することも考えると、ローテーションはますます流動的なままだろう。

次の試合で誰が活躍することになるのか、楽しみでしかない。

 

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

現地観戦したい人へ
おすすめの記事