【インタビュー翻訳】シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(by キム・カーダシアン)
Interview Managine @InterviewMag
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11月29日、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが『Interview Managine』に登場。キム・カーダシアンとの対談が掲載された。

今回はそのインタビューの一部を抜粋&翻訳してお届けする。

また、インタビューの内容についての後日談もお届けする。

SGAの試合前ルーティン、好きなもの、両親から受け継いだものなど

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)は、世界中のバスケットボールファンに知られるように、コートでは止められない彗星のような存在であり、オクラホマシティ・サンダーをここ数年で最高のシーズンに導いている張本人だ。

しかし、コート外では、25歳のカナダ人スーパースターはファッションウィークの常連であり、得意のジャンプショットと同じくらい、試合前の着こなしでも知られている。キム・カーダシアンは、シェイをスキムスのメンズの立ち上げキャンペーンの顔に起用し、彼がチームバスに乗っている間に電話をかけて近況を探った。

※このインタビューは、OKC時間の2023年11月26日(木曜日)午後1時に行われている。

試合前には音楽は一切聴かない。りんごをひとつ食べる

KIM:あなたの肌はきれいだけど、決まった朝のスキンケアとかある?

SGA:実はスキンケア商品って使わないんだ。

KIM:それは驚きだわ。じゃあ、朝のルーティンはどんな感じ?

SGA:大体朝はシュートアラウンド(軽めの練習)があって、その前に朝食を摂る。それからチームでのフィルムセッションをして、その後はゲームプランを確認する。その後は大体自分の部屋に戻って少しストレッチしてから、昼寝。昼寝から起きたら支度をして、着替えて、アリーナに向かう前に食事に行くね。

KIM:試合前に決まってやることはある?どんな音楽を聴いているの?

SGA:僕は試合前には音楽は一切聴かないんだ。そのほうがマインドをクリアにできて、考え過ぎないようにできるから。でも、いつもりんごをひとつ食べるよ。

昔は音楽を聴いてたけど、変に興奮するようになったから聴くのをやめていたら、そっちのほうがうまくいったんだ。

トラッシュトークは自分からは絶対にしかけない

KIM:コート上ではトラッシュトークとかするタイプ?そういうのが自然に出ちゃう感じ?それとも、ほかの人がやっているのを見て、俺もやらなきゃって思うタイプ?

SGA:(笑)自分からは絶対にしないね。でも、めちゃ負けず嫌いだからそういうことを言ってくる奴がいたら言い返すことに抵抗はないよ。でも、向こうから言ってくるまで僕は何も言わないね。

KIM:遠征中に時間をつぶしたいときに何をするのがお気に入り?

SGA:ショッピングに向いてる都市だったらショッピングに行くね。

KIM:あなたみたいにトップレベルでプレイしているアスリートの間では特に、精神的な健康が大きな話題になっているけど、あなたはストレスをどう解消しているの?

SGA:友達とか家族とかと一緒に過ごすことが多いね。NBAみたいなスポットライトの当たる生活から切り離す時間を得られるから。彼らの多くは故郷にいて普通の日常を過ごしているから、友達や家族と一緒のときは、僕もこの生活のクレイジーなことすべてから離れられるんだ。

KIM:じゃあ、しっかりとしたサポートシステムがあることが重要ってことね。

SGA:その通りだね。

KIM:試合の後はどんなふうに緊張をほぐすの?

SGA:食事に行くんだ。それから大体リラックスしてTVを見る。試合の後はみんな良くも悪くもいろいろ反応するから電話の電源を切って、ただゆっくりするんだ。

バスケ以外ではサッカーとテニスとファッションが大好き

KIM:試合以外で熱くなっているものは何かある?趣味とか?

SGA:僕はサッカーが大好きなんだ。テニスも大好きだし、ファッションも大好きだ。その3つだね。

KIM:あなたがSkims Menの立ち上げに参加してくれて本当に光栄だと思っているんだけど、衣類の着心地や性能であなたにとって一番大切なことは?

SGA:僕にとって一番重要なのは肌触りだね。おそらくそれが一番かな。洋服とか自分が着るものの下に最初に身につけるものだから、肌触りが一番重要だと思う。

KIM:そうよね。私、ウールを見ただけで痒くなるのよ。

SGA:(笑)まさに。

KIM:着ることもできないの。頭の中でアレルギー反応を起こしているんだと思う。ファッションに目覚めたきっかけは?どこから服装のインスピレーションを得ているの?

SGA:僕の家では、外出するときはいつも身なりを整えるように教えられてきたんだ。だから、身だしなみを整えることは常に教え込まれていた。それからだんだん大人になって、友人たちがファッションに夢中になっていたから僕も興味を持ったんだ。今のようなプラットフォームを得てからは、僕はそれを活用してさらにレベルアップすることができた。

KIM:好きなデザイナーは?

SGA:僕のお気に入りのデザイナーは多分バージル(アブロー)だね。

逆境へのアプローチ『嘆くことも相手に後悔させることもできる』

KIM:お母様から受け継いだ特徴や性質をひとつ挙げるとしたら何?

SGA:僕の母はオリンピック選手で、アンティグアの陸上選手だったんだ。だから、運動神経だけでなく、彼女の意志の強さと仕事に対する姿勢も受け継いだと思う。人生で欲しいものがあるなら、努力してそれを手に入れなさいと教えてくれたんだ。

KIM:お父様から受け継いだものは?

SGA:父はとんでもない自信の持ち主なんだけど、社会において飛び抜けた存在になること、何をするにしても自分のやることで偉大になることだと思う。

KIM:弟さんから学んだことは何?

SGA:弟は、僕が距離を置くために行くグループのひとりで、いつも地に足をつけさせてくれるんだ。彼は感情の起伏が激しくなくて落ち着いているし、とても面白くて、いつも気分転換をさせてくれる。

KIM:弟さんはあなたから何を学んだと思う?

SGA:彼が僕から学んだことで一番大きいのは、自分のインナーサークルを小さくして、自分の周りには自分の大切に思ってる一番大事な人たちを揃えて、その人たちに正しく愛情を注ぐことだと思う。もちろん、このビジネスでは人間関係やそういうことが厄介になる可能性がある。そのことについて少し話をしたよ。

KIM:過去を振り返って、今のあなたを作り上げた最も重要なもののひとつは?あなたの人生で起きたことで、今のあなたが形成された出来事とか。

SGA:昔、多分入っていてもよかったはずのバスケのチームに入れなかったことがあって、その時、母親に言われたんだ。「カットされたことを嘆くことも、彼らに後悔させることも、あなたにはどっちもできるのよ」って。逆境に立ち向かう時の人生へのアプローチが、コート内外で僕のキャリアの流れを変えたのは確かだね。

コービー・ブライアントは子どもの頃からの一番のアイドル

KIM:あなたが選んだ選手トップ5を見たわ。その5人はコービー、ジョーダン、アイバーソン、シャック、デュラントだったけど、バスケットボール関係以外で、1日一緒に過ごしたい人を5人を教えて。故人でもかまわないから。

SGA:生きていたら絶対ヴァージル・アブローだね。ドレイクは僕の仲間で、バスケットボールのファンでもあるし、僕も音楽が大好きだから仲良くなったんだ。それから、ヴィニシウス・ジュラニオール。彼はサッカー選手で連絡を取り合うようになった。クールな奴だよ。

あとは、デンゼル・ワシントン。一番大好きな俳優だ。なんとなく彼から多くを学べる気がしている。彼の役のことで聞きたいことがたくさんあるんだ。

KIM:あなたならきっと実現できると思う。きっと彼はファンで「君の質問すべてに喜んで答えるし、一緒に食事に行こう」って言うに違いないわ。

SGA:だったらいいんだけど。

KIM:これを読んだ後ならもしかするわね。

SGA:それと最後に、彼がまだ生きていたら、間違いなくコービーだね。コービーは僕の子どもの頃からの一番のアイドルなんだ。マンバメンタリティ、プレイの仕方、試合への臨み方、コート外での取り組み方、彼のすべてを尊敬していた。亡くなる前に彼に会えなかったのが残念だよ。


原文:Shai Gilgeous-Alexander Gets Cozy With Kim Kardashian

後日談:試合前のルーティンについて番記者がフォローアップ

この記事が出た翌日、オクラホマシティ・サンダーはホームでロサンゼルス・レイカーズと対戦し、133-110で勝利。

その試合後の会見で、地元番記者からこの記事の件で2つ質問が飛んだ。

ひとつは「試合前に音楽を聴かない」ことについて

多くの選手がヘッドホンをして音楽を聴いて集中する傾向があるなかで、シェイが音楽を聴かないという事実に、どんな感じになるのかと確認が入った。

シェイ曰く、興奮し過ぎて集中できないらしい。

「もうずっと聴いていないから、今やったらどうなるのかはわからない」と話していた。

もうひとつは「試合前に食べるリンゴ」について

試合前は時間がないので切らずに丸ごと食べるらしいが、時間があれば切って食べると話すシェイ。

「切ったリンゴのほうが絶対美味しいからね」

また、好きなリンゴは『McIntosh(マッキントッシュ)』。

実は私はこの時まで、恥ずかしながらリンゴの種類にマッキントッシュというのがあるのを知らず、”Apple”と”McIntosh”と聞いて、コンピューターの方しか思いつかなかった(苦笑)。オクラホマシティでこの種類を見かけた記憶はない…。

なお、マッキントッシュはカナダ東部と米国北東部で最も一般的なリンゴだそうで、ちょっと納得。

 

 

 

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