ジョシュ・ギディーの一件についてアダム・シルバーNBAコミッショナーが言及
ジョシュ・ギディー(11月24日の囲み取材にて)
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今回は、同意年齢に達していない女性と不適切な関係をもったとされるオクラホマシティ・サンダーのジョシュ・ギディーの一件について、NBAコミッショナーのアダム・シルバーが言及したことを踏まえ、簡単にまとめておこうと思う。

この一件については思うことや言いたいことが多々あるけれど、調査結果が出るまで私見を書き連ねる予定はないので、もしも「YOKOさんは現地にいて何か様子を探れてるんじゃないか」と思う方は、多少のニュアンスを感じ取れる私のポッドキャストを是非聴いておいてほしい。

ジョシュ・ギディーについて語ったポッドキャスト

11月27日時点で収録した内容なので情報量が現在とは少し違っているものの、ジョシュ・ギディーに何が起きていて、どうして問題になったのか、どうして今の対応なのか、という点について語ったエピソードがこちら。

下の再生ボタンを押しても聴けるし、X(旧Twitter)の投稿のリンクからでもOK。

 

ジョシュ・ギディーの一件についてアダム・シルバーNBAコミッショナーが言及

アダム・シルバーNBAコミッショナーは12月9日(日本時間10日)、同意年齢に達していない女性と不適切な関係をもったとされるサンダーのギディーが試合に出場し続けている理由について言及した。

ESPNの『NBA Today』に出演したシルバーNBAコミッショナーは、マリカ・アンドリュースの質問に以下のように回答している。

「疑惑だけを理由に選手を出場停止にした例はあまり考えられない」

以下、シルバーNBAコミッショナーの回答翻訳。

過去のケースを振り返ったときに、疑惑だけを理由に選手を出場停止にした例はあまり考えられません。今回のケースは、疑惑があり、警察の捜査があり、並行してリーグの捜査も行われています。さらに付け加えておきたいのは、犯罪捜査がある場合は我々はそちらに主導権を譲ることになることです。

疑惑があり、進行中の犯罪捜査がある状況では、当然、選手は自分の権利を守る必要があるので、選手や選手会が我々とどのように協力するかに影響します。だから、絶対にないとは言いませんが、この対応は我々が過去一貫して従っているやり方だと思っています。

現在、犯罪捜査が進行中です。ニューポートビーチ警察が捜査を開始し、その旨を我々に通告してきました。そうなれば我々は警察に主導権を譲るわけです。それが現在の状況です。

出場停止処分に関する労使協定の内容

NBAと選手会間の労使協定では、未成年者(同意年齢に達しない者)との不適切な関係については明確に取り上げていないが、暴力、性的暴行、児童虐待に関する方針では、選手を有給休暇にすることができるとしている。

以下参考(CBA

参考:CBA

調査が継続されている間、コミッショナーはいつでも、妥当な期間、その選手を有給の休職処分とすることができる。両当事者は、休職は本方針に基づくすべての選手の調査期間中に日常的に適用されることを意図したものではないことに同意する。むしろ、休職は、関連するすべての要素のバランスを考慮した結果、状況を総合的に判断して休職を適用することが妥当であることが明確に立証された場合にのみ適用されるべきである。

 

ジョシュ・ギディーの一件の流れ

11月22日:ギディーが同意年齢に達しない女性と不適切な関係を持ったとされる疑いがソーシャルメディア(X)に投稿され、炎上

11月24日:サンクスギビングデー明けにサンダーの練習に参加したギディーが報道陣の前に現れ、疑惑の一件の質問に「ノーコメント」と回答

11月24日:まもなく、NBAが調査を開始したことが報道される

11月29日:該当の女性が住むニューポートビーチ警察が捜査中であることを発表

12月2日:プライバシーの侵害や報復を恐れてニューポートビーチ警察の捜査に協力しない方針を示した女性と家族が、性的暴行や家庭内暴力の被害者とされる人物の弁護で知られるグロリア・オーレッド弁護士を代理人に立てたと『TMZ』が報道

 

12月11日現在も、警察とNBAの捜査は進行中で、ジョシュ・ギディーは試合に出場している。

なお、現地で取材を続けている中で明らかなのは、この一件以来、ギディーはコミュニティイベントなどの、試合以外のイベントには顔を出していないことだ。つまり、ファンとの交流は一切していない。


ジョシュ・ギディーはオクラホマシティ・サンダーの21歳のガード。今シーズンは21試合に出場し、1試合平均26.1分のプレイで、11.7得点、5.8リバウンド、4.2アシストを記録している。

 

 

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