2021/1/25 第16戦 OKC at POR:マスキー率いるベンチの活躍は信頼の証
2021/01/25 OKC at POR
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OKCからこんにちは。
YOKOです。

オクラホマシティ・サンダーの第16戦は、OKC時間1月25日月曜日の午後9時から、ポートランドのモダセンターでブレイザーズとの対戦。

ブレイザーズも欠場してる選手だらけで大変な状況だけど、サンダーも実はそれなりに大変です。

現在長期遠征中でホテル暮らしもこれが7日目。

NBAの安全衛生プロトコルの追加措置により、ホテル暮らしの間はチームでの練習以外での外出は禁止されていて、これまでのように気軽に外に買い物に出たり、現地にいる友達に会ったりすることができません。

ロスとかポートランドとか、ちょっと気分転換に出かけるのにはもってこいと場所だろうに、散歩すらできずにホテルの部屋で過ごすってなかなかのストレスだと思うんですよね。

サンダーの選手は若いし、ビデオゲームとかで時間を潰していそうだけど。

そんな中、マスキーことムスカラさんは、スティーブン・アダムスとオンラインでチェスをし始めてたらしいです。

アダムスは昨シーズンからオンラインのチェスにハマってましたよね。

そこにマスキーも参戦したようです。

マスキーがアダムスからチェスを習っているとか、なんかそれを考えるだけでも楽しいです。

個人的に2人とも大好きなので、こういうネタにすぐに引っかかってしまう私です。

話を元に戻しましょう。

そんなわけでサンダーは遠征中であまりリフレッシュができていないと思われる中、ここ4日間でこれが3試合目だし、さらには前日にLACと戦ったばかりで疲れているだろうと予測されます。

ベテランのホーフォードは子供が生まれてお休み中、頼りのジョージ・ヒルはLAC戦で親指を痛めてこの試合は欠場ということで、一体どうなることやら。

 

RESULT:125対122でサンダーの勝利(7-9)

今夜のスタメン

なんと!

ジョージ・ヒルの代わりに誰が出るのかと思ったら、テオ・マレドーーーーン。

その結果、これは1970-71シーズン以来となるNBA史上7番目に若いラインナップになったそうです!

「私たちにとっては年齢じゃないんだ。もっと経験だったり、学ぶことや成長することだったりそういうことが大事で、19歳だろうが35歳だろうが関係ないんだよ」とマークHC。

経験で言えば、マレドンがルーキー、ベイズとドートとロビーが2年目、シェイが3年目っていうのもすごい話です。

ちなみに、この試合に出場した選手の最年長はマスキーで29歳でした。

一方、試合に出れない選手の多いブレイザーズは、代わりにメロとカンターがスターターで、一気にサンダー色がアップです。

そして、結論からいうと、ディフェンスがそれほどでもない2人のおかげもあって、サンダーは序盤から得点を上げ、でもオフェンス力は高い2人が理由で、途中苦しめられる場面もありました。

肝心のリラードは我らがディフェンスの要、ルー・ドートのおかげでなんとか無難に抑えることに成功し、疲れているはずのサンダーは、若さとハングリーさで勝利を収めたのでした!

これで、サンダーは7勝9敗!

もう勝敗なんでどうでも良くなりつつあります!

 

THUNDEROUS VIBES of the night

この試合で私が感じたサンダラスなバイブスは…

ボールが回る!スリーが決まる!

この試合の注目はスリー!

 

スタメンが全員スリーを決め、マスキーが大量にスリーを決め、ポクも2本決めて、トータルでは21本打って12本成功(57%の成功率)!

久しぶりにスリーが決まるサンダーを見ました。

それも大体シェイとかが一度インサイドに走ってからのキックで、オープンになった選手が打ちやすいパターン。

もしくは、ボールを回して少しでもオープンな選手に打たせるパターン。

「オフェンスのリズムが最高だった」「シェイが素晴らしかった」「こういう試合ができると楽しい」とマスキーも言っていたけれど、なんというか、サンダーの理想的なオフェンスが繰り広げられていた気がします。

 

シェイも笑うしかない…

「正直何が起きたか自分でもわからないんだ。ビデオ見せてもらったけど、未だに何が起きたかわからないよ。でも2点は2点だから」

試合後にそう話したシェイのミラクル・サーカス・ショット。

どうやって入ったのか、誰にもわからない…。

決まったあとは本人も笑うしかない…!

こんなこともシェイなら起きるよねってくらい毎試合活躍してるシェイは、この試合は24得点でスリーも3本も決め、6アシスト、9リバウンド。

最後の大事なところでフリースローを何本か外した時はちょっとドキドキしたけど、シュート範囲やレパートリーも拡大してるし、こんなショットまで決めちゃうんだから文句なしです。

 

笑うしかないといえば、もう一つ。

このブレイザーズのトレントJrの、見事なまでのフロップ!

いい感じに活躍していて厄介な選手でしたが、まさかのこのジャンプは、完全なフロップとしてやっぱり引っかかったようです。

 

ベンチの活躍こそが信頼の証

マークHCは、この試合のセカンドユニットだったジャクション、ケンリッチ、ハミ、ポク、マスキーの5人を、4Q中に普段の試合でセカンドユニットを出している時よりも数分長くプレイさせていました。

ブレイザーズがリラードをコートに戻したのにも関わらず、セカンドユニットの調子が良いことを信じて、使い続けたマークHCの采配。

「このチームにはいわゆるトラディショナルなポジションは当てはまらないんだ。みんなスキルがあるバスケットボール選手だ。この試合ではとにかく自分たちのペースでプレイすることを重視していた」

そう話すマークHCの思惑どおりに、その信頼に応えるように、誰がどのポジションかなんて関係なく自分のできることをして、引き続き活躍を見せたメンバー。

「私たちはただ選手たちのことを信頼したいんだよ。長くて凝縮されたシーズンで、みんなプレイしたいと思っている。たくさんの選手が試合に出れて、チームに貢献できる方がケミストリー構築には良いと思う。多くの選手にチャンスを与えたいんだ」

マークHCをはじめとするコーチングスタッフと選手とのこの信頼関係こそが、それぞれの選手がいつ出番が来てもいいように準備をし(『ブレックファストクラブ』を作ったりして)、そしてチャンスが巡ってきた時にもセルフィッシュにならずにチームのためにプレイし、さらにチャンスを与えられた選手の活躍をチームメイトが喜ぶ、そういう環境を作っているんだと思います。

 

MOST THUNDEROUS PLAYER

MVPは序盤に流れを作ったロビーとベイズに。

ベイズがオフェンスでかなり積極的で嬉しかったな〜。

 

隠れMVPはドート

リラードのスリーをあそこまで(12本中3本のみ)抑えられたのは彼のディフェンスあってこそ。

大事な場面でファウルコールをされて、「俺は絶対やってない!」と無実を訴えてチャレンジさせ、しっかりひっくり返したのも素晴らしかった。

 

そしてMTPはマスキー!

今シーズン毎試合少なくとも1本のスリーを決めてるだけじゃなく、これがキャリア300本目!

そしてここから止まらない!!

クリッパーズとの2戦では合計18本中4本、前日はうち1本しか決められなかったのに、この試合では自己最多の6本沈めたマスキー!

まさにマークHCが言っている『0-0メンタリティ』を体現していて素晴らしかった。

最後にはスピンムーブからのフェイダウェイシュートまで決めてみせて、マイケル・ケイジも大興奮!

「そんなことできるのは知らなかった」ってブレイザーズの実況も言ってたし、私もこれには思わず叫んだよね。

盛り上がったのはシェイ(もベイズ)も同じだったようで、このリアクション。

 

ほんとにね、このマスキーのフェイダウェイに至るまでずっと、セカンドユニットがすごく頑張ってて、それをシェイとベイズがベンチから盛り上げていて、なんかそれを見ながらつくづく『いいチームだなあ』って思いました。

何か特別なことをしてるわけじゃなくて、ケミストリーが良いチームだったら普通に見かける光景なのはわかってるんです。

この試合のサンダー最年長で、昨シーズンまであまり活躍できなかったマスキーがオフェンスでセカンドユニットを引っ張ってること、他のチームだったらあり得ないようなプレイタイムをもらってルーキーやケニー・ハッスルが頑張っていること、それを22歳と20歳の若いコアの2人が盛り立てている姿を見たら、ちょっと胸が熱くなってしまったのです。

自分がコートに立っていようとベンチにいようと、みんなが同じ気持ちで、自分たちを信じて、自分たちができることに集中して、とにかく最後まで精一杯戦い続ける、そんなチーム。

コート上でのエナジーも、気力も、集中力も、ボールムーブメントも、みんな素晴らしかったけれど、このチームはとにかく、共に励まし合い、学び合い、成長していこうとする、その一体感が最高だなと改めて思う試合でした。

 

HIGHLIGHT

 

POSTGAME INTERVIEW

ヒーローインタビュー:ベイズ

 

マークHC

 

マスキー

 

ARTICLES on this game

サンダー公式から

ゲームリキャップ

セカンドユニットについて

 

The Oklahomanから

試合について

 

ブレックファストクラブについて

 

The 48

 

NEXT GAME:1月27日サンズ戦

サンダーの第17戦は、2021年1月27日水曜日午後8時から(日本時間1月28日午前11時から)、敵地フェニックスでサンズとの対戦です。

元サンダーのポイントゴッド、クリス・ポールがリーダーシップを発揮して、今シーズン好調のサンズは、現在8勝7敗と勝ち越し中。

ちょっと数字を落とし始めているので、おそらくサンダーには負けられないと思っているでしょう。

ある意味CP3に育てられたと言ってもいいシェイとクリポの師弟対決。

どんなことになるのか、楽しみです。

 

 

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