
NBAドラフト指名から約10年、セルビア出身の29歳でベテランポイントガードのヴァシリエ・ミチッチがユーロリーグでの輝かしい経歴を提げ、いよいよNBAにやってくる。
オクラホマシティ・サンダーは7月17日(日本時間18日)、ミチッチと複数年契約を結んだことを発表した。
Thunder Signs Vasilije Micić
— OKC THUNDER (@okcthunder) July 17, 2023
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ミチッチは、2014年のNBAドラフト全体52位でフィラデルフィア・76ersに指名されたが、NBA入りはせずにユーロリーグでプレイを継続。その後、サンダーが2020年12月8日、76ersからアル・フォーホードを獲得したトレード※1でミチッチのドラフト交渉権も獲得していた。
196cm、92kgのコンボガードのミチッチは、2021年と2022年にアナドル・エフェスをユーロリーグ優勝に導き、2021年にはユーロリーグMVPを受賞した経歴の持ち主。昨シーズンは同チームで31試合に出場し、1試合平均31.3分のプレイで、16.0得点、5.4アシスト、3.2リバウンドを記録している。
ミチッチはまた、2011年からセルビア代表チームに参加。2011年のFIBAヨーロッパU-18選手権で銀メダルを獲得したほか、2017年にはユーロバスケット2017でチームを銀メダルに導いた。
チームの方針により契約の詳細は公表されていないが、7月1日(同2日)に『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じたところによると、3年2350万ドル(約33億8400万円/1ドル=144円換算)の契約だと言われている。
ここ数年は毎年夏になると、ミチッチがNBA挑戦を前向きに検討していると報道されていたが、再建に舵を切ったサンダーでプレイすることを躊躇してか、その話が進むことはなかった。ところが、今年はこれまでとは違い、ミチッチが6月19日(同20日)にオクラホマシティまで足を運んだことで彼のNBA入りが現実味を増していた。
6月25日(同26日)には他チームへのトレードも視野に入れてサンダーと交渉中との報道があったが、FA解禁後の7月1日(同2日)にはサンダーとの契約が報じられ、その後ラスベガスで開催されたサマーリーグではサンダーのチームメイトのプレイをコートサイドで見守る姿が見られた。
ミチッチ、ケンリッチ、JDub、リンディ、ジャック・ホワイトが並んでる。今日はかなり揃ってるね。 pic.twitter.com/KWDFLrxcSa
— YOKO B (@yoko_okc) July 11, 2023
これまでトレードもしくは契約が報じられた選手で、サンダーからの正式発表がないのはジャック・ホワイトのみ。発表前のホワイトと、2ウェイ契約のキヤンテ・ジョンソンを除いても、サンダーのロスターには現在20人の選手が名を連ねており、シーズン開幕までに15人(2ウェイ契約選手3人は含まず)に絞る必要がある。
※1 2020年の76ersとのトレードでは、ダニー・グリーンとビンセント・ポワリエ、テレンス・ファーガソンと引き換えに、サンダーはホーフォード、ミチッチの交渉権、テオ・マレドン、2025年の1巡指名権を獲得した。