
OKCからこんばんは。
YOKOです。
渡邊雄太選手を観た2月7日のグリズリーズ戦のあの感動をブログを書いたら、なんと雄太選手のお父様からコメントをいただくという信じられない出来事があって、その後のサンダーは、ロケッツ戦では大逆転、ブレイザーズ戦では歴史的記録を残して大盛り上がり。とにかく話題に事欠かない、盛りだくさんなこの5日間なわけですが…。
でも、やっぱりこのことには先に触れておかなきゃいけません。
2月9日午後、サンダーはアレックス・アブリネスを解雇したと発表しました。
The Thunder have released guard Alex Abrines. This was mutually decided by Abrines and the team, with Abrines determining it best to step away to focus on a personal matter. Abrines has appeared in only two games since Dec. 23, sitting out because of personal reasons.
— Royce Young (@royceyoung) February 9, 2019
昨年12月から欠場続きだったアレックスは、1月末のアウェイ遠征の時、1月29日のマジック戦で6分、2月1日のヒート戦で9分プレイしたのを最後に、そのままチームを去ることになりました。
最初のうちは病気で欠場という発表だったのが、まもなく『個人的な事情』に代わり、その後出場可能と発表されてベンチに座ってもプレイしなかったり、チームに帯同してもベンチにいなかったりと不安定で、ファンとしても心配していたところでした。
ただアレックス自身が、その個人的な問題に集中するためにもチームを去るのがベストだと判断し、サンダーもそれに同意しての、円満解雇。アレックスは残りのサラリー、$1.8Mをほぼ全額サンダーに返金したとのことです。
Sources: Alex Abrines gave back almost all of his remaining $1.8M salary in release from OKC. Abrines and the Thunder parted ways amicably and the organization has supported Abrines. https://t.co/LZORLWOl81
— Shams Charania (@ShamsCharania) February 10, 2019
2月5日のホームでのマジック戦の日、出場可能選手として登録されつつもアリーナにいなかったアレックスについて、ビリーHCは以下のように話していたそうです。
「彼はまだ、とある事を乗り越えようと戦っている最中で、今夜はここにいることができなかった。正直に言って、彼に関してはその日その日での対応をしながらサポートを続けているところだ。彼はチームと一緒にいるし、私たちとは常にコミュケーションを取っているよ。」
また、2月10日にはこのようにも話しています。
「チームの一員でなくなっても、私たちは彼のことをサポートしている。彼はファミリーの一員で、これから彼が前に進んでいくためにできる限りのことをしたいと思っている。」
Billy Donovan on the Thunder waiving Alex Abrines: “Even though he’s not going to be a part of our team anymore, we’re all still here. He’s still part of the family, and we’ll do anything we can to help him going forward.” pic.twitter.com/aWUrwTtIkk
— Maddie Lee (@maddie_m_lee) February 10, 2019
2月11日のブレイザーズ戦の後には、ラスもアレックスとは今も連絡は取っていると言っていたし、きっとチームも選手も彼をサポートしているんだろうなと思います。
サンダーが、個人的な事情という、曖昧な表現に徹していることには意味があると思うので、私も特にそこを深掘りするつもりはありません。体調や体力的なことが原因という噂もあって、このブログでもちょっとそのことに触れたこともありますが、その後、現地ファンから他の噂を聞いたりもして、真相はわからないまま。
そこはいつかアレックス本人から何か説明があるのかもしれません。
現在25歳のアレックスは、2013年のドラフトで32番目にサンダーに選ばれ、その後FC バルセロナで3シーズンをプレイした後の2016年にサンダーと契約を結びました。同じ2013年ドラフト組にはアダムスとアンドレがいるので、個人的にもとても思い入れがあり、できるだけ長くチームに残ってほしいと思っていました。
アレックスは、言うまでもなくスリーポイントシューターで、安定した活躍ができずにプレイタイムが減ることもありましたが、今シーズン11月のホークス戦ではキャリアハイとなる7本のスリーを決めています。クラッチタイムでラスからアレックスにパスが出ることもあって、チームから期待されいるんだなと思ったファンも多いのではないでしょうか。
スリーが決まった時には、濃いめのヒゲを両手でさするのがアレックスのシグネチャームーブ。今はなき名物実況のブライアン・デイビスが、アレックスがスリーを決める度に “Si Señor!(シー・セニョール)”と叫び続けたおかげで、ファンの間ではそれも定番になりました。
もうそれもできないのかと思うと、本当にさみしいです。
インスタではよく、試合直後に自分のシグネチャームーブをしながら、チームメイトと撮った写真をアップしてました。
せっかくなので、アレックスの活躍をここに残しておくことにします。
まずは今シーズン、11月1日のホーネッツ戦でキャリアハイとなる25点の活躍をしたアレックス
そして11月30日のホークス戦で7本のスリーを決めたアレックス
今シーズンじゃないけど、ルーキー時代のアレックスのダンクも
アレックス解雇というニュースを、淡々と書いて、こうして彼のプレイを振り返って、それでブログを終わりにしようとも思ったのですが。
でも本音を言うと、私の心の中はこんなトーンではないんです。
ツイッターでその一報を見た時は、「来たか…。」という感じでしたが、数分後にそのことを旦那に話し始めた途端に涙が溢れて言葉に詰まってしまいました。説明しようとすればするほど涙が止まらなかったのです。
アレックスがいなくなった事実を自分で口にして初めて、それが実際に起きたんだと受け止め、私にとっての彼の存在の大きさに気付かされました。これを書きながら、今もまた涙が溢れてきます。
今シーズンの始めの頃、サンダーはアレックスの特集ビデオも流していて、私の中ではそれがチームの期待を表しているように感じていました。今シーズン、飛躍するのはアレックスだと。
その期待に応えられれば、きっと彼はチームとの契約を延長してずっといてくれると思っていました。
その特集映像はもうサンダー公式のサイトにはないので、このYouTubeの方もいつ消えるかわからないけど、一応ここに貼っておきます。
アレックスもアリーナで会うことのできる選手の一人だったので、私にはその思い出もたくさんあり、それがまた、彼がいなくなったさみしさを増す理由の一つになっています。
アレックスは事前練習の時に必ずいるわけではなく、いつも会えるとは限らなかったけれど、早く行けば会える確率が高い選手でした。そして彼はファンにとても優しくて、いつもにこやかに対応していました。
私はサインをもらう時にいつも何かしら声をかけるのですが、そのうちにアレックスにはすっかり顔を覚えられてしまって、今シーズンは特に、行く度に “You again?(また君?)と笑いながら言われるようになりました。
なんだかそれが申し訳なくて、今シーズンは他のファンの後ろに隠れながらサインをもらったり(笑)、サインや写真は遠慮して、ただ声をかけるだけにしたり。アリーナで練習する彼を見る度に、そんなやり取りをするのが楽しみのひとつになっていたのも事実です。
私が最後にアレックスに会って声をかけたのは、1月27日のバックス戦。
サンダーはビジターチーム側で練習していて、アレックスは練習を終えるとそのままビジター側のトンネルからロッカールームに帰ろうとしていました。手を差し出して声をかけると、私を見て『あ!』って顔をして、ハイファイブをしながら「今日は出る?」って聞くと、笑って首を傾げていました。
まさかあれが最後になると思わなかった…
でもこの3年間、彼の成長を見れたことはとても嬉しかったです。スリーもそうだけどディフェンスも。チームから期待されている様子も。
そして実際に、たくさん声をかけることができたことも。
会えばいつも笑顔だったアレックス。
思い出すのは、あの人懐っこい笑顔。
プレイオフを観に行ったヒューストンでは、サンダーファンと知って目をキラキラさせて、わんこみたいな満面の笑顔で近くに来てくれたアレックス。
目を閉じると、アレックスのたくさんの笑顔が浮かびます。

たくさんの笑顔をありがとう、アレックス。
スペインから、遠いOKCに来ると決めてくれてありがとう。
3年間、本当にありがとう。
またいつか、どこかでアレックスのプレイが見れる日を楽しみに待っています。
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