【プレスティ会見】ポクのケガに関するアップデートは?このケガの意味するものは?
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2023年9月27日(日本時間28日)、オクラホマシティにあるION(アイオン)と呼ばれるオクラホマシティ・サンダーの練習施設で、メディアデーを前にサム・プレスティGMのプレシーズン記者会見が行われた。

会見はOKC時間の午前10時に始まり、2時間近く続いた。これは昨年とほぼ同じだ。

プレスティGMの会見は長くなることが多い。

どんな時も、プレスティGMは会見の最初にオープニングスピーチをする。

そして、そのスピーチはメディアに対してだけでなく、その現場にいない関係者やファンに対してのメッセージでもある。

その後、記者からの質問に答えるのだが、質疑応答だけで90分近くを費やす割に、その質問数は必ずしも多くはないように感じる。

その理由は、プレスティGMがそれぞれの質問に対して、とても真摯に、とても丁寧に答えるからだと思う。

そして、その回答のなかには、ときに音楽や本、他のスポーツやミュージカルなどあらゆるエピソードが織り交ぜられる。

端的に結論だけを聞きたい人には長すぎてつらいかもしれないが、私はいつも彼の話に聞き入ってしまう。

プレスティGMが選ぶ言葉や表現のその奥深さと、彼の口から溢れ出るその豊富な知識につくづく感心しつつ、私は頭をフル回転させてなくてはならなくなる。

ついていけない話題、理解できない表現、馴染みのない単語に惑わされることのないように、彼が伝えようとするメッセージに耳を傾ける。

不思議なことに、その場でそのメッセージは沁みてくるのだが、改めて会見を聞くといろんなことが漏れていることがわかる。

ということで、今年はプレスティGMの言葉選びにできるだけ忠実に、その会見の内容をまとめていこうと思う。

ポクのケガに関して何かアップデートはあるか?

背景

アレクセイ・ポクシェフスキーは、昨シーズンの12月に足を負傷(脛骨プラトー骨折)し、約3か月サンダーの試合を欠場。

さらに今年6月にはオフシーズンのワークアウト中に右上腕骨を骨折。

そしてトレーニングキャンプ目前の9月20日(日本時間21日)、再び悪夢がポク(とポクのファン)を襲う。

今度はOKCで行われていたワークアウト中に右足首を捻挫し、約6週間後に再検査の予定だ。

6週間後といえば10月31日あたりで、シーズン開幕には間に合わないし、新加入メンバーとの練習もままならないまま試合に臨むことになる。

このタイミングでのケガはいろいろな意味で懸念事項になりかねない。

ということで、会見でもこの件で質問が飛んだ。

以下、質問と回答。

——ポクのケガのアップデートは?このケガが意味するものは?

プレスティ:足首の捻挫だから、去年の状態ほどではないよ。

冒頭で、昨年の開幕時に私たちがチームについていかに何も知らなかったかを話したけれど、これも同じような例だね。

ポクが負傷した当時(昨年12月)、特にディフェンス面で彼は非常に良いプレイをしていた。去年の序盤を振り返ったときに、ポクを失うことがチームにとってこれほど大きな打撃になるとは誰も予想していなかったと思う。

でも、彼は立ち直るだろう。足首だからね。

具体的にどれくらいかかるかわからないけど、彼はNBA選手としての経験がある。彼は自分の身体のケアの仕方を知っているし、自分の身体が何を必要としているのかもわかっている。

私見

飛躍のシーズンになると期待されていたところで負傷し、その後ずっとケガが続いているポクの状況にメディアが懸念を抱くのは、サンダーがオラディポの他にあと2人、選手をカットする必要があるからでもある。

今回の捻挫がなければ、おそらくポクがその2人に入る可能性はそれほど高くなかっただろう。

ただ、このタイミングでのケガは、ロスタースポットを競う上で非常に気になるところだ。

それでも、プレスティGMの反応は意外とあっさりしていた。

これまでより軽い捻挫だからということもあるだろうが、このケガが時期的に悪い影響を与えるような話ぶりではなかった印象だ。

とはいえ、トレーニングキャンプでの様子を見て、ボーダーライン上にいる選手が活躍すればポクの立場も怪しくなる可能性は否定できない。

次の契約も控えるなか、なかなか厳しい状況にいることは間違いない。

 

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