[GAME RECAP] Preseason Game 3: OKC vs ADL (2022/10/6)
@OKCThunder
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オクラホマシティ・サンダーは10月6日(日本時間7日)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコムセンターでオーストラリアからNBLのアデレード・36ersを迎えてプレシーズン第3戦目を行なった。試合は131-98でサンダーが快勝している。

Back to Backとなったサンダーは、プレシーズンとはいえ、今シーズンはこれが初めてペイコムセンターでの試合。

試合後にジョシュ・ギディーはペイコムセンターに戻ってこれたことをこう話した。

It’s great. Nothing like home. Best fans in the league, so to be back, whether it’s preseason or regular season, we love playing here. It’s always great to be back in Paycom (Center).

最高だ。ホームに勝るものはないよ。リーグ最高のファンだしね。だからプレシーズンだろうがレギュラーシーズンだろうが、僕らはここでプレーするのが大好きなんだ。ペイコム(センター)に戻ってこられるのはいつだって最高だよ。

確かにサンダーのファンベースは熱狂的で、リーグでも最高の部類に入る。特にプレイオフでの、あの唸るような、とどろきわたる歓声は、その場にいたら身震いするほどだ。

しかし残念なことに、再建に舵を切って以来、あの轟音をサンダーの選手たちは体験していない。

この日も観客はかなり少なかった。

プレシーズンでNBLのチームが相手だということもあったかもしれないが、毎試合満員のアリーナを見てきた身としては悲しいものがあった。

もちろん、来ているファンの声援は熱い。

でもいつか、あのアリーナ全体が揺れるような大歓声をギディーに経験してほしいと思う。

 

GAME RESULT

TODAY’S STARTING FIVE

試合前にマーク・デイグノートHCから、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、マイク・ムスカラ、ルーゲンツ・ドートに加え、ケンリッチ・ウィリアムズは休養、ジェイレン・ウィリアムズ(JDub)は咽頭炎で欠場、ウスマン・ジェンがひざの打撲で欠場という発表があった。

ポクはスタメンではないともコメントがあり、結果、2年生4人とダリアス・ベイズリーとなった。ベイズのスタメンは初。

GAME FLOW & STATS

対戦相手の36ersは、10月2日(同3日)にフェニックス・サンズ戦で、24本の3ポイントショットを決め、134-124で勝利。NBLのチームがNBAのチームに勝ったのは史上初だった。

歴史を作ったチームを相手にするとあって、サンダーは先制パンチをお見舞いする戦略だったという。

試合後にトレイ・マンがこう話している。

僕らはみんなサンズ戦を見たんだ。僕らは正しいメンタリティで試合に臨んだ。彼らと同じくらい僕らも勝ちたい気持ちが強かったから、先制パンチを食らわせたのは大きかったと思うし、そのまま気持ちを切らさなかったから勝てたと思う。

サンダーは序盤からリードを広げてダブルスコアとし、危なげなく勝利している。

Game Flow & Stats 2022/10/06 OKC vs ADL
Boxscore 2022/10/06 OKC vs ADL

TODAY’S TAKEAWAYS

トレイ・マンは本物なのか?

この日の主役はトレイ・マンだった。

10本中8本の3Pを沈め、フィールドゴール成功率81.8%の26得点を記録したトレイは、試合後のインタビューで、“The rim was looking pretty big.” と言うとはにかんだ笑顔を見せた。

シュートアラウンドの時点から今日は感触が良かったんだ。だからできるだけたくさん打とうと思った。リムは大きく感じたし、チームメイトが僕を見つけてくれたから、僕にとっては素晴らしい試合になった。

トレイが昨シーズンよりも成長していることには間違いはないだろう。ここまでのところ、ブロッコリーを食べる(ディフェンスをする)ことを忘れずに、オフェンスでは積極的に打ち、得意の3Pを決めている。

が、私が懸念するのは一貫性だ。大活躍する試合と影を潜める試合のギャップが気になる。ローテーションなのか、リズムなのか、何が理由なのかはもう少し様子を見ないとわからないが、2年目にしてより安定して得点できるようになるか、レギュラーシーズンで見極めたいところ。

もちろん、そんな懸念を吹き飛ばすほどの活躍を期待してやまないのだが。

2年生にハズレなし

2年生4人がスタメンだったこの試合も、彼らがしっかりチームをリードした。

ギディーはこの日も試合をしっかりコントロールし、試投数は5本と少ないが、10得点、6アシスト、5リバウンド、2ブロックを記録した。時々忘れてしまうが、彼はまだ19歳。10月10日が誕生日なのでもうすぐ20歳だが、メディア対応を見ていてもティーンエイジャーだということを忘れがち。

改めて、サンダーの未来は明るいと感じる。

そして、株が急上昇中のアーロン・ウィギンズは、12得点、7リバウンド。この試合でも良く動き、攻守にわたって自分の仕事をしっかりやっていた。

彼の良いところは、自分に何を求められているかを理解して、無理をせずにきっちり仕事をする点。カッティングは最高にうまいし、ハッスルプレイはするし、ディフェンスで手を抜かないし、その上3Pを決め始めたら、彼も『儲けもの』の1人に間違いない。

JREは思うようにプレイできていないようだったが、ディフェンスに安定感があるので心配はしていない。

ベイズにとっては勝負のシーズン

おそらく誰しもが、ベイズがボールを持つと心配になっているのではないだろうか。

ドリブルをし始めると心配になり、そのまま闇雲にドライブを仕掛け、壁のように立ちはだかる複数のディフェンダーに向かって倒れ込むように突っ込んでいく姿を見る度に、「NO!」と叫んでいるファンの姿が目に浮かぶ(私も正直叫んでいる)。

彼がマークHCに評価されている理由の1つはディフェンスで、この試合でも2年生に対して積極的にコミュニケーションを取り、指示を出していた。その姿には頼もしさすら感じた。

しかし、問題はやはりオフェンスにおける判断力だ。

ベイズは本来、あの身体能力を生かして、オフボールでもっと動いてペイント内でボールをもらってダンクをしたりアリウープをするほうが向いている気がする。そうでなければ、突っ込んだ後にチームメイトにキックパスを出した方がいい。この日もそういう場面はあり、良いオフェンスがチラホラ見られた。

彼も、誰とコートにいるのか、またはその日のムードやリズムがプレイに影響しやすいタイプに思える。時々、どこか冷めているような、諦めているような雰囲気さえ漂わせることがあるが、個人的には、周りにあれこれ言われているのを見返してやれと思っているので、その日が来るまで見届けたい。

J-Willはまだまだ粗いがパスはうまい

私の試合中のメモに、J-Willことジェイレン・ウィリアムズについてこう書いてある。

  • J-Willのパスは悪くない
  • スクリーンはまあまあ良い
  • J-Willはもう少し丁寧にプレイしないとダメ

試合後にギディーがその点についてたまたま語っている。

彼が仕掛けるスクリーンのおかげで自由に動けるから一緒にプレイするのが好きなんだ。

それと、過小評価されているのが彼のパスのスキル。彼は素晴らしいパサーで、練習の時にはコートを横切るような弾丸パスを出したりしている。彼はフロアビジョンがあってすごいと思うよ。だから一緒にプレイするメンバーはいつどこに動けばいいかわかるんだ。彼が見つけてくれるからね。

まだ少し時間はかかるかもしれないけど、今日みたいに自信を持ってプレイするようになれば、彼はすごく良くなると思う。

そして、8日にマークHCもこう話した。

彼は大きくて身体能力が高く、リバウンドを取るのがうまい。ディフェンシブリバウンドの才能があるんだ。ペイント内に入っていってボールを奪いに行ける選手は貴重だよ。もちろん、まだまだこれからで、基本的なことをやらなくちゃいけない。

でも他の若い選手たちと同様に、彼がここ(NBA)にいるのには理由がある。彼がここにいるのは、ボールを扱うのがとてもうまいクォーターバックであり、ディフェンシブリバウンドが得意だからだ。

そして何より、J-Willは笑顔が最高である。

ギディー、古巣との対戦に感慨深げ

ギディーは、NBLのメルボルン・ユナイテッドが2017年にオクラホマシティに来て、ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーを擁するサンダーと試合をした時のことを覚えていると話した。

86-85の1点差で負けたあの時と比べて、NBLのレベルが上がっていることを誇らしげに語った後、こう続けている。

僕は常々、こういう試合に参加したいと思っていたんだ。僕はてっきり自分がNBLのチームでNBAのチームと対戦するだろうと思っていたけれど、1年経った今、自分の所属したチームと対戦することができた。

本当に特別なことなんだ。NBLにとって素晴らしいことだし、オーストラリアのバスケットボールにとっても素晴らしいことだよ。

NEXT GAME: 10月9日 マッカビ・ラナーナ戦

サンダーのプレシーズン4戦目は、10月9日日曜日午後6時から(日本時間10日月曜日午前8時から)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコムセンターでイスラエルのマッカビ・ラナーナとの対戦する。

サンダーはコンカッションプロトコルで休んでいたルーゲンツ・ドートがクリアになり、この試合から出場する予定。ローテーションがまた少し変わり、どんなバスケットボールを見せてくれるのか楽しみだ。

そして、またペイコムセンターに取材に行く予定なので、現地リポートもお楽しみに!

 

 

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