サンダーのルーキー、ルーゲンツ・ドート:ドラフトナイトが全ての始まり
Lu Dort
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OKCからこんにちは。
YOKOです。

今日、5月4日はスターウォーズの日(日本はもう終わってますが)

映画で使われた ”May the Force be with you” という有名なフレーズが、 “May the 4th(5月4日)be with you” に近いので、 今日がスターウォーズの日と言われるようになりました。 

サンダーも先月アブドゥル・ネイダーを呼んでポッドキャストで話していたネタを使って、こんなビデオをツイートしてますね。

 

5月4日といえば、日本はまさにゴールデンウィークの真っ最中。今年はコロナウイルスのせいでゴールデンウィークも何も関係ないと思いますが、 皆さん、このお休みはどう過ごしてるんでしょうか。

ここOKCは、今日も最高気温35℃の夏の気温です。 日差しが強く、大事に育てている植物たちが、人間と同じように暑さでうなだれています。

 

さて、順調にブログ毎日更新チャレンジをこなしている4日目の今日は、アンドレ・ロバーソンその後の話か、テレンス・ファーガソンのニュースについて書こうと思っていたんですが、つい先ほど、とあるニュースを Twitter で見て、内容を変更することにしました。

そのツイートがこちら。

まさに昨日のブログ記事で紹介した、マディ・リー記者が地元新聞社オクラホマンを離れ、彼女の出身のシカゴでブルズのカバーをすることになったそうです。

ということで、今日はマディの門出を勝手に祝って、彼女が書いたルー・ドート選手の記事を翻訳しようと決めました!

記事そのものに入る前に、簡単に彼の現状を振り返っておきましょう。

 

2-way契約の選手にしてスターター:ルー・ドート選手の今

ルー・ドートはサンダーと2-way契約を結んでいるGリーグの選手なのはご存知の通り。

2巡目で指名と噂されるも、ドラフトされずにサンダーにやってきて、2-wayプレイヤーにしてスターターという、異色の大活躍をしているルーキー。

試合ごとに成長する彼を見ていると、なぜドラフトされなかったのか本当に疑問。

そんな彼について気になるのはNBAが再開した時に彼は試合に出れるのか?とか、このままだと来シーズン、サンダーはルーを逃すんじゃないか?とか、その辺ですよね。

ということで、そこを先にざっとまとめましょう。

ちなみに、サンダーがルーと正式に契約を結べば何も心配することはないので、今のところはとにかく2-way契約の今の状態でどうなるのか、という話です。

 

NBAがレギュラーシーズンを再開した場合

今のままでもサンダーの試合に出場可能。

サンダーがプレイオフに進んだ場合

2-way契約選手にはプレイオフ出場の資格はないので試合には出れない。

このまま今シーズンが中止になった場合

ルーはこのオフに制限付きFAとなる。他のチームがオファーを出せる。サンダーがそのオファーにマッチすればルーをキープすることができる。

 

意外とシンプルですよね。

兎にも角にも、今シーズンがどうなるかに全てかかっているということです。

それと、昨日もちょっと言ったように、サンダーが望めば、来シーズンもルーはチームにいるのは間違いないので安心してください。

個人的な意見としては、やっぱりキープするんじゃないですかね。

あれだけの仕事をして期待以上の成果を出している新入社員は普通キープだと思います。

シーズン後半になったら事前練習にも出てきてファン対応してくれるようになったのも、ファンとしては高評価。

キープしてほしい!

 

ルーの現状を押さえたところで、マディの記事にいきましょう。

当初ルーにあまり注目していなかったので、知らないことが多かったのですが、今となっては2巡目指名しなかったチームの皆さん、ありがとう!だし、サンダーのスカウトやるね!です。

 

「僕の居場所はNBA
ルー・ドートがサンダーに来ることになった経緯

‘I belong in this league’: How Lu Dort ended up with the Thunder by Maddie Lee

April 29, 2020

 

サンダーのGM、サム・プレスティは、NBAドラフトの2巡目を株式市場のフロアでの経験になぞらえた。

昨年の夏、サンダーの練習施設の会議室には人が溢れ、賑わっていた。議題がもう一つの指名権を獲得する手段から、ドラフト指名されなかった将来性のあるフリーエージェントの件に移ると、プレスティはスカウトに場を譲った。

ブランドン・ミラーに順番が回ってきた時、彼の同僚達には、彼が誰を推してくるのか大体検討がついていた。ルーゲンツ・ドート選手だ。

「ブランドンはずっと一貫して、ルーこそが私たちにふさわしい選手だと感じていたようだ。」と、プレスティは今年初めにオクラホマンに話した。

 

シーズンがコロナウイルスの大流行を受けて再開するかどうかにかかわらず、ドートのルーキーシーズンは、契約以上の活躍として記憶に残ることになるだろう。

昨年の夏にドラフト指名されなかったフリーエージェントの中で、ドートは今シーズンNBA600 分以上プレーした5人のうちの1人に入る。これらの5人のうち、ドートとウォリアーズの新人のキー・ボウマンの2人だけが2-way契約の選手で、その契約は標準のNBA新人契約よりも安価だ。

NBA中断前の時点で、サンダーはドートがプレイオフに出場する資格が得られるように、シーズンの終わりまでに彼とフルタイムの契約を交わすことを期待されていた。

 

「今はただ、辛抱強く待つだけです。」

2月末の時点で、ドートはそう話している。

「サンダーが素晴らしい組織なことはわかっているし、彼らはやるべきことをわかっているので。フルタイムの契約を交わす日が楽しみなのはもちろんです。それが私の目標ですが、今のところはひたすら忍耐強く待つだけです。」

 

最長45日間NBAでの活動が可能な2-way契約は、リーグ今後対応する必要のある数多くの項目のひとつだ。現在のところ、2-way契約は、選手がGリーグチームにいるかのように機能している。

当然、両方のリーグの試合が中断されているため、2-wayプレーヤーはNBAチームのバスケットボール活動に参加していない。シーズン再開時にNBAがプレーすることになるレギュラーシーズンゲームの数によっては、ドートが45日間すべてを使用しない場合もあり得る。

いずれにせよ、OKCは夏の間にドートを失うことを心配する必要はない。シーズンがキャンセルされた場合でも、ドートは制限付きフリーエージェントになり、サンダーには他のチームのオファーにマッチするチャンスが与えられるのだ。

 

サンダーは、平均6.2得点をあげ、ルーキーとして21ゲームに出場したドートが、シーズンの途中でスターティングラインナップのスポットを獲得するとは予測できなかった。

ただし、ブランドン・ミラーは評価プロセスの早い段階で、アリゾナ州立大の新入生に将来NBAで貢献する可能性を見出していた。

「ブランドンは年間を通じて、ルーは私たちの時間を投資する価値のある選手だと周りを説得する素晴らしい仕事をしてきた。」とプレスティは言う。

しかし、プレスティが初めてドートのプレイを見に行った時、その視察はミラーが望むような結果にはならなかった。プレスティによれば、Sun DevilsPrinstonと対戦し、それは「挑戦的でユニークな」マッチアップだったという。

ドートは最初の12分間にで2つのファウルを犯し、フィールドゴールは8本中1本に終わったのだ。

「その夜、ルーの望むようにコトが進んでいないとブランドンが感じていることを私まで感じ取れるような気がしたよ。」とプレスティは笑いながら話す。「誰もが皆経験することだよね。でも、私たちも、そしてブランドンもわかっているように、これは1つの試合や1つの練習よりもはるかに大きな仕事なんだ。」

その事実は双方にとって幸運だった。

 

去年の夏、ドートは2巡目の上位で指名されると予測されていた。しかし、ドラフトが進むにつれ、複数のチームがドラフト&スタッシュに興味があるかとドートに連絡してきたという。

「私はそれ以上の選手だと感じていました。」ドートは昨年のサマーリーグでオクラホマンに語った。

一方のオクラホマシティでは、サンダーの2巡目指名権の獲得は難航していた。OKCの指名権は、1年前のドラフトナイトトレードでシャーロットが所有していたのだ。

それで、議論はドラフトされなかったフリーエージェントに移ったわけだ。

「他にも名前がいくつか挙がったよ。」とプレスティは話す

「そこにいたそれぞれのメンバーに立場や想いはあったけれど、最終的には皆が同じ気持ちでブランドンにその場を任せ、そして全員一致でルーで行くと決めることができたんだ。」

 

ドートによると、ドラフト2巡目の途中で、OKCが自分と2-way契約を結ぶことに関心を持っているというニュースを知ったという。

サンダーに加入したいと思った彼は、ドラフトが終わるのを待たずに彼はバークレイズセンターを後にしている。

「間違いなく辛かったです。」と、ドートはドラフトされなかったことについて話す。

……本当にがっかりしたし悲しかったけれど、私はそれに耐えられるくらいタフでもあります。私にできることは前進することだけ。自分の居場所はこのリーグだとわかっています。だから、私は一生懸命努力して、目標にたどり着くだけです。」

グランドハイアットニューヨークホテルの部屋に戻ってまもなく、ドートはプレスティからの電話を受けた。翌日、未来のサンダーのガードはオクラホマシティに向けて飛び立った。

 

サンダーの練習施設のダイニングルームで、ドートとプレスティが食事をしながら話していた時、プレスティがノートカードに覚えておくべきことのリストを書き出した。

そこに書かれた最初のトピックはこうだ。

 

ドラフトナイトは何かの終わりなんかじゃない。
君にとってこれがすべての始まりなんだ。

 

 

 

 

 

 

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