コロナウイルスとNBAとOKCのその後(3月19日現在)
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OKCからこんばんは。
YOKOです。

3月11日にNBAがシーズン中断を発表してから、一週間ちょっと経ちました。

NBAが先陣を切って決断をしてからまもなく、アメリカ国内のありとあらゆるスポーツイベントが続々と中断もしくは中止。

シーズン中断の決断をした翌日の3月12日、NBAコミッショナーのアダム・シルバーがTNTに出演し、リーグの状況を説明しました。

重要なのはこのあたり。

  • 中断は最低でも30日間
  • それ以上のことを言うのは時期尚早
  • NBAファイナルを7月に行う可能性あり
  • 今シーズンを中止にする可能性もあり

 

日に日に状況は目まぐるしく変わっていて、今後何が起こるのか予想できず、先のことはわからないとしか今は言えないのでしょう。

この会見の翌日、3月13日には、トランプ大統領が国家非常事態宣言を発表。

NBAのことに限らず、アメリカ全体で何がどうなるのか今は本当にわかりません。

 

とりあえず、今日この時点までのコロナウイルスに関するNBA関連情報をまとめておきます。

って書いている間にも続々と新たな感染者情報が出てきているので、これはまだまだ増えそうです。

以下、コロナウイルス検査で陽性反応が出ているチーム(3月19日23時時点)

  • ユタ・ジャズ:2人…ルディ・ゴベア、ドノバン・ミッチェル
  • デトロイト・ピストンズ:1人…クリスチャン・ウッド
  • ブルックリン・ネッツ:4人…ケビン・デュラント、その他3人の選手(名前非公表)
  • デンバー・ナゲッツ:1人…選手かスタッフは非公表
  • フィラデルフィア・セブンティシクサーズ:3人…選手かスタッフは非公表
  • ロサンジェルス・レイカーズ:2人…選手(名前非公表)
    ※まだ全員の検査が出ていないとのこと
  • ボストン・セルティックス:1人…マーカス・スマート

合計:14人

ちなみに、アメリカでは個人情報保護法のもと、検査を受けた人やその結果などの情報は守られます。今回選手の名前がわかっているケースは、その選手がその必要性を感じて自ら公表しているからでしょう。基本的には公表する義務はなく、その判断は選手に任されているのではないかと思います。

私が気になっていたサンダーも、必要とされる人は検査を受け、その結果陽性だった人はいなかったとのこと。

 

正直、ホッとしました。サンダーに陽性の人がいなくて良かったというだけでなく、あの場にいた身として、やっぱりどこか頭の片隅に不安があったようです。問題ないとは思っていたけれど、それでも…。

 

それにしても、NBAの選手や関係者でここまで広がっているとなると、あの時点で中断していなかったらもっとひどいことになっていただろうし、NBAに限らずアメリカ全土で既に感染はかなり進んでいたんだろうと思います。

症状が出ないまま無意識に広めているパターンがどれくらいあるのか…。考えるとちょっと恐ろしいものがありますね。

 

ここオクラホマ州も既に非常事態宣言を出していて、11日のあの夜と今では状況が全く違っています。

今日3月19日の時点で、コロナウイルス感染者数は44名。今日、初の死者が出たと報道がありました。

10人以上の集まりが禁止となった今、OKC、ノーマン、タルサではレストラン、バーなどで食事を出すことが禁止され、オープンしているのはテイクアウトやデリバリーの対応ができる所のみ。

人が多く集まる公共の場は軒並み閉鎖され、OKCの美術館、動物園も、ジム、映画館、モールも一部閉鎖。

春休みに入った学校も、いつもより長く閉鎖されるでしょう。

先週末辺りはそれほど深刻に受け止めていなかった人達でレストランやバーが混み合っていたとのことなので、このくらい思い切ってやらないと出かけてしまう人は出かけてしまうんですよね。

今はもう行くところがない、くらいの感じです。

そうせざるを得ないほど、アメリカの現状はまずいのです。

 

ここまで書いて一旦PCから離れている間に、LAは明日からほぼロックダウン状態に入るという情報が。まさに刻一刻とやばくなっていきます…。

 

西海岸で動きがあれば東海岸でも動き、次第に内部も動くのが通常ですが、多分今回は抑え込むためにかなりのスピードで動いてきそうなので、オクラホマもロックダウンされる日が近いと覚悟しています。

NBAがどうこう以前にアメリカ自体が大変で、一刻も早く終息させるためには今はとにかくできるだけ家から出ないこと、人との距離を保つこと、それが一番大事です。

 

そんな事情もあってか、自主隔離の必要がなく、普通にチームの練習施設でトレーナーとマンツーマンで練習ができていた選手も、とうとう外での練習禁止の方向へ。

金曜から練習施設を閉鎖するようにと、NBAが各チームに通達を出したそうです。

 

さらに選手にとって辛いのは、チームの練習施設だけでなく、公共のジムやフィットネスセンター、大学の施設の使用も不可だということ。

 

 

家にトレーニングジムを設けてる選手も多いでしょうが、みんながみんな整った施設を個人で持っているわけじゃないだろうと思うので、ワークアウトができない、シュート練習ができないという状況は大変でしょう。

今の状況が長くなればなるほど身体も鈍るわけで、選手にとっては一大事のはず。

それでもNBAがここまでのことをするということは、どういう意味なのか。

言わずもがな、それだけアメリカの事態が深刻だということです。

 

またNBAは今日になって、選手はチームの本拠地にいるようにとしていた指示を、そこに残るのが望ましいものの、北米を出なければ離れても良いと変更しました。

これで、自主隔離をしている選手以外はある程度自由に動けるようになるので、地元に帰ったり、家族の元に行ったりすることで精神的に楽になる選手も増えるでしょう。

サンダーの選手でも、何人かが車での移動を開始している様子がインスタのストーリーに上がっていました。

実際のところ、どこまで自由に外出できるのか分からなくなりつつあるので、移動するなら今のうちなのかもしれませんが。

 

NBAに限って言えば、関係者や選手に感染者がこれ以上増えないこと、皆が早く元気になること、ある程度収束の兆しが見えること、そこまで来て個別の練習が始まって、そこで初めてシーズン再開の話が始まるんだろうと思うと、まだまだ先は長そうです。

そしてNBAに限らなくても、同じこと。

感染者の減少、回復という地点にはまだまだ達していなくて、これからがピークだと思うとちょっと気が滅入りますが、とにかく今は自分ができることをやるしかないですね。

引きこもり、頑張ります。

 

 

 

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