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オクラホマシティ・サンダーは今シーズンで設立10年目を迎える。

これまで優勝経験すらないが、この9年でディビジョン優勝5回、プレイオフ進出7回、カンファレンスファイナル進出3回、ファイナル進出1回という記録を残している。

簡単に過去を振り返ってみよう。

  • 設立初年は23勝59敗、唯一負け越したシーズン
  • 2年目には50勝32敗と一気に勝ち星を増やして初のプレイオフ進出を果たす(KD得点王)
  • 3年目には55勝27敗でカンファレンスファイナルに進出(KD得点王)
  • 4年目(ロックアウト・短縮シーズン)には47勝19敗でファイナル進出(KD得点王)

上り調子で成長するチームを見て、ここから若さ溢れるサンダーの更なる快進撃が続くのではと思ったファンも多かっただろう(もちろん私もその一人)。

しかし大方の予想に反してここからサンダーは苦境に立たされることになる。

  • 5年目の開幕直前、ハーデン電撃トレード
     ーそれでもなお60勝22敗という記録を残すが、プレイオフでラスが膝の怪我で離脱し、カンファレンスセミファイナルで敗退。
  • 6年目はラスの欠場がありつつも、59勝23敗でカンファレンスファイナルまで進むが、プレイオフでのイバカの怪我により敗退(KDMVP)
  • 7年目はKDとラスの怪我でシーズン序盤に苦戦を強いられ、45勝37敗で惜しくもプレイオフ進出ならず(ラス得点王)
  • 8年目は怪我に泣かされ続けた3シーズンを終え、スーパーデュオが健康体で復活して55勝27敗と成績を戻し、カンファレンスファイナルまで進出。王者ウォリアーズを相手に一時は3-1と王手をかけるほどの戦いを見せつつ敗退
    ー負けはしたものの、まさにサンダーの復活を思わせるシーズンとなり、ここからサンダーはまた強くなると信じていたそのオフにKDが移籍(見返りはなし)
  • KDがいなくなった9年目、サンダーは一気に優勝候補からプレイオフ進出も危ういと言われるチームになるが、それでも47勝35敗という成績を残し、1回戦で敗退するもプレイオフに進出(ラス得点王、MVP)

 

上り調子だった最初の4年、下降気味のその後の3年、再び上昇する次の1年、そして下降する次の1年。ここでもサンダーお得意のジェットコースター感が満載だ。

アップダウンはあるものの、プレイオフ進出を基準に考えてみれば、サンダーは十分に強いチームでい続けている。

プレスティGMが常日頃大切にしている “Sustainability”(サステナビリティ/持続可能性)の賜物だろう。トレードにしろ怪我にしろ、誰がいなくなっても十分に戦える体制を整えるのがプレスティだ。

過去の成績が物語っている。このオフの動きが物語っている。

タンクをすることは考えない。優勝に近づく可能性を常に維持するために、その時にできる限りのことをするのがプレスティのやり方だ。

こうしてサンダーがここオクラホマシティで10年目を迎えたことや、これまでに成し遂げたことは、オクラホマ民にとって誇らしいに違いない。

2008年にオクラホマシティにやってきたチーム、サンダーは、この州唯一のメジャーチームとなり、エンジ色のオクラホマ大学と、オレンジ色のオクラホマ州立大学で真っ二つに別れるカレッジフットボールファンを、あっという間にサンダーブルーでひとつにまとめあげた。

一年目のシーズン、負け続けてもファンはアリーナを埋め尽くし、10年目の今では14,000人のシーズンチケットホルダーがいる。そして毎年長い長いウェイティングリストが続き、アリーナはいつもファンで溢れている。

10年目のシーズンを迎える明日の開幕戦では、これまでの歴史を振り返る場面もあるらしい。

どんな時も全力でチームを支えるファンに感謝して、記念のTシャツも配られるらしい。プレイオフでは当たり前のTシャツだが、レギュラーシーズンで配られるのは初めてのことだ。

アリーナ内にはこの9シーズンを振り返るコーナーが設けられ、これまでの歴史をそこかしこに感じることになるだろう。

しかしサンダーは過去を振り返ることは最小限に抑え、これから先の未来に目を向けていこうとしている。

それを裏付けるように、このオフにサンダーが頻繁に出していたメッセージがある。

#ThunderFWD

FWDはforwardの略で、「サンダーは未来に向けて進んでいく」というメッセージだ。IMG_2367.JPG


ラスが契約を延長した時には、#RussFWD というハッシュタグも使っていた。「ラスも未来に向けて進んでいく」のだ。


プレスティは言う。

オクラホマでのサンダー10年目のシーズンは、ひとつのチームとして、ひとつのコミュニティとして、世界中にファンを抱えながら、私たちがどこからこの旅を始め、共にどう歩んできたかを振り返る大切な瞬間です。

最も重要なのは、私たちがバスケットボール以上の象徴的存在を志すにあたり、自分たちの基盤とした価値観とマインドセットを認識する機会でもあることです。

過去を称賛したい気持ちもありますが、私たちが組織として常にフォーカスしてきたのは未来を創ることであり、それがこれから先に向けて私たちを奮い立たせるのです。

この先10年はチャンスとチャレンジでいっぱいでしょう。私たちは全力でそれに立ち向かう準備ができています。

 

このオフに、ポール・ジョージとカーメロ・アンソニーというスター選手を獲得し、大きな賭けに出たサンダーの新たなチャプターが始まろうとしている。

明日がその一歩だ。

あなたの準備はできているだろうか?

 

参考記事:OKC Thunder: OKC will limit looks back in recognizing 10th season by Brett Dawson

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