サンダーで輝きを取り戻したアル・ホーフォードの話
Al Horford @okcthunder
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OKCからこんにちは。
YOKOです。

2月も終わり、もうすぐ2020-21シーズンも半分が過ぎようとしています。

ここまでサンダーは、34試合を戦って14勝20敗で、ウェスタンカンファレンスの12位。

再建中のはずのチームとしては微妙な位置ですが、選手たちは相変わらずハードに戦い、最高に楽しい試合を見せてくれています。

今のその、若くてがむしゃらなサンダーをしっかりがっつり支えてくれているベテランのひとりが、『ビッグ・アル』ことアル・ホーフォード。

76ersからトレードでやってきた当初は、優勝候補チームから再建に舵を切ったサンダーに来て、嫌じゃないだろうか、楽しんでもらえるだろうか、コミットしてもらえるだろうかなどと正直不安でした。

それが今では、毎試合本当に楽しそうで、生き生きとプレイしている姿に、見ているこちらも嬉しくなるほどです。

2月5日の試合後には、こんな発言もしてくれていました。

「ここオクラホマにいられて良かったと思っているよ。僕たちのために組織がすべてを整えてくれているし、毎日練習に来るのも本当に楽しいんだ。コーチのリードに従いながら、プロセスも楽しんでいて、とにかくここのすべてが、僕だけじゃなくてチームメイトにとっても心地良くて、そのおかげで僕もより自由にプレイできていると思う。それに若い選手たちの、あのエナジーが周りに影響を与えて、ワクワクするし、そういう風にプレイしたいって思うんだよ。だからすごく楽しいね」ーアル・ホーフォード

 

これは本当に嬉しかったです。

そんな中、サンダーにトレードされてきたことを良かったとこんなふうに言ってくれているホーフォードが、昨シーズンのことや今のサンダーのこと、そしてこれからについて語っている記事を見つけました。

そして、そこにもまた嬉しいことがたくさん書いてあったので、翻訳してご紹介しようと思います。

 

翻訳記事:サンダーで輝きを取り戻したアル・ホーフォード

How Al Horford Is Wiping Last Season Away
By Chris Mannis  2021226

 

フィラデルフィア・76ersでのシーズンが、アル・ホーフォードの思っていた通りにはならなかったことは周知の事実だ。その昨シーズンと、オクラホマシティ・サンダーでの現シーズンについて、ホーフォードが語った。

 

噛み合わなかった76ers時代

アル・ホーフォードは、そうなることがわかっていた。

フィラデルフィア・76ersで彼が過ごした1シーズンは、悪くなかったんじゃないーーひどかったのだ。平均得点は、キャリア2年目のシーズン以来となる最低の数字で、シュート成功率はキャリア最低。3P成功率に至っては、彼がまだ3Pを打ってもいなかった頃のレベルだった。

ホーフォードがーー41900万ドルという高額契約でーーフィラデルフィアに加入することは、チームのファイナル進出を後押しするはずだった。

それどころか、シクサーズはプレイオフ1回戦で敗退した。

 

「ぶっちゃけて話すと、とにかくうまくフィットしなかったんだと思う。」と、ホーフォードは電話インタビューで言った。

「僕らはうまく馴染んでいなかったし、噛み合あっていなかった。特にチームには大きな選手がたくさんいるのは明らかで、うまくフィットしなかったんだ」。

それはシクサーズも同じ思いだった。そこでフィラデルフィアは、昨年12月のオフ、ホーフォードと将来の1巡目指名権をオクラホマシティに出した。

サンダーは指名権を欲しがっていて、ホルフォードの(高額な)契約はその代償だった。ホーフォードは、優勝争いをしているチームにやってきた1年後、再建中のチームに向かうことになる。

 

コンテンダーから再建中のサンダーへ

ホーフォードは、オクラホマシティへのトレードを受け入れるのは難しかったと認めている。

「最初に思ったのは、サンダーは、僕がいた場所とは違う場所にいるってことだったよ」と、ホーフォードは言う。

34歳の彼は、優勝を目指すチームのためにプレーしたかった。そして、クリス・ポールを手放したばかりのサンダーは、別の方向に向かっていた。

しかし、オクラホマシティはホーフォードのことを気に入っていた。サンダーの関係者は、NBAバブルの中の彼のプレイを見ていて、元オールスターのホーフォードが衰えているとは思わなかった。彼らは、ホーフォードを、環境の変化が必要な良い選手として見ていたのだ。

サンダーは、成長著しいガードのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーに投資をしている最中で、彼とペアを組むストレッチ5(外角シュートを得意とするセンター)を探していた。ホーフォードは、パワーフォワードとしては限界がある。なぜなら、自分よりは小さくてスピードのあるビッグマンには負けてしまう可能性があるのだ。しかし、センターとしてはまだまだ存在感がある。

 

OKCはすごく特別な場所

ホーフォードは、すぐにサンダーに共感を寄せるようになった。彼は、サンダーGMのサム・プレスティの素直さを高く評価している。

「彼はただ、ここに来てロッカールームでここのカルチャーにインパクトを与えてほしいと、そう僕に言ったんだ」と、ホーフォードは言う。

そしてホーフォードは、サンダーという組織が、選手のためにどこまでのことをするかに驚嘆した。

「僕はいろんなチームに行ってきたけど、とにかくここはすごく特別な場所だよ」とホーフォードは話す。

「全然知らなかったんだ。遠くから見ていても、オクラホマシティ・サンダーは良い組織だと常に思っていたけど、ここがこんなに特別なところだなんて、僕は知らなかった。ここで働く人たちは、誰もがすごくつながりが深くて、正直それが素晴らしくて僕は感心したよ。彼らは、選手にとってあらゆることをものすごく楽にしてくれるんだ」。

「それが、僕がすごく満喫していることだね。ここに来てすぐにそう感じたし、シーズンずっとこんな感じだし、本物なんだ、正真正銘の本物なんだよ」。

 

サンダーでホーフォードが果たす役割

今シーズンのサンダーは、予想通り、苦戦している。オクラホマシティは1319敗で、オフェンス効率ではNBAで最下位だ。しかしチーム関係者は、ホーフォードのインパクトを絶賛している。

彼のディフェンス面での貢献についても、コート上でチームメイトに責任を持たせることもいとわない彼の姿勢についても、コート外でもプロとして手本となっていることについてもだ。

ポールのトレードでぽっかり空いたリーダーシップの役割を、ホーフォードが埋めているのだ。

 

ホーフォードによると、その役割は、ボストンでの3年間に彼が果たしてきたものに似ているという。

「僕がいた頃のボストンは、多くの選手たちがちょうど状況を理解して形にしようとし始めたばかりだったんだ。」と彼は言う。

「僕らは絶好調で、たくさんの試合に勝って、成功する習慣を身につけた。その鍵は、チームバスケットボールをすることだったんだ。そしてそれは、僕が常に尊重しているものなんだ。僕はそれを、あのチームに根付かせようとした」。

「そしてそれが、僕がここでやろうとしていることなんだ。チームメイトが自信を持ってプレイして、ゲームの進め方やボールのまわし方などを理解できるようにね」。

かといって、ホーフォードが数字を出していないわけではない。彼は、1試合平均14.6得点を記録しており、これはアトランタ・ホークス時代以来の自己最多得点だ。1試合あたりの3P試投数は5.6本で自己最多、3P成功率は38%だ。サンダーが積極的に彼の身体能力の高さを使って相手チームのビッグマンを打ち負かすようにし向けていることもあって、ホーフォードはピック&ポップで大活躍している。

 

ホーフォードのこれから

ホーフォードは現実的に考えるので、オクラホマシティで過ごす時間が長くないこともわかっている。彼がより良いプレーをすればするほど、彼は優勝争いをするチームにとってより魅力的になるのだ。

数ヶ月前までは、ホーフォードの契約ーー残り2シーズンで5350万ドル(最終年は部分保証)ーーは、重荷として見られていた。今ではもう少し、なんとか対処できる契約だろう。

ボストンでは、実はホーフォードのような選手が使えるはずだし、シャーロット・ホーネッツは、ホーフォードを獲得すればプレイオフ進出が確実なる可能性がある。サラリーキャップに余裕があって、指名権が含まれる適切なオファーをすれば、ホーフォードの移籍は起こり得る。

そしてホーフォードもそのことを理解してる。彼によると、プレスティはその点について、彼に対してオープンだという。

「何が起きてもおかしくないと思っているよ。」と、ホーフォードは話す。「でも、(どんなトレード話でも)あまり考えるつもりはないんだ」。

注目すべきは、サンダーがトレードを急ぐ必要なないことだ。サンダーは、NBAでもチームサラリーが最も低いチームのひとつであり、また、ホーフォードをチームに残すことに価値があると考えている。

ホーフォードは、今の自分の状況に満足していて、昨シーズンの記憶を消し去ることのできるこの機会にワクワクしていると断言する。

「昨シーズンは、自分の実力を発揮することも、自分のゲームをプレイすることもできなかったので、フラストレーションが溜まっていた。」と、ホーフォードは語る。

「僕は、自分がプレイできると常にわかっていたし、高いレベルでプレイできることもわかっている。それが問題だったことは過去に一度もないんだ。あまり先のことは考えないようにしているけど、僕の身体は、ここ数年で一番健康な状態で、それが僕にとって自信につながっている。身体的にはすごくいい感じなんだ。とにかく、まだまだ高いレベルでプレイできて、勝利にインパクトを与える貢献ができるレベルにいられるようにしようと思うだけだよ」。

 

翻訳後記

この記事を読んで、私が何よりも嬉しかったのは、ホーフォードがサンダーという組織を「特別な場所」、「本物」だと話していたことです。

遠くから見ても十分に良い組織だという認識が、中に入ってみてさらに特別だと気づくなんて、褒め言葉としてそんなに嬉しいことはありません。

そこが私がサンダーファンとして誇らしく思う部分でもあります。

そしてもちろん、ホーフォードがサンダーでの役割を楽しんでいることも、個人的に本当に嬉しい。

ただ、選手としてもリーダーとしても、まだまだ活躍できることを証明し続けているが故に、高額契約だから動かせないと思われていた彼が、3月のトレードデッドラインまでにトレードされないとは言い切れなくなってきたことは、嬉しくもあり、さみしくもあり、ちょっと複雑です。

サンダーというチームにとっても、そしてホーフォードにとっても、ベストな決断をするのがプレスティだと思っているので、そこはただ信じるのみとはいえ、できることなら今のチームをできるだけ長く見ていたいと思うのは毎度のこと。

できれば今シーズンの最後まで、サンダーのユニフォームを着て、若手選手たちと楽しそうにプレイしているホーフォードが見れたらなと思います。

 

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