2021/1/4 第6戦 OKC at MIA:若手主力メンバーの頑張りとコーチの教え
2021/01/04 OKC at MIA #6 @okcthunder
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OKCからこんにちは。
YOKOです。

オクラホマシティ・サンダーの第6戦は、OKC時間1月4日月曜日の午後6時半から、マイアミのアメリカンエアライン・アリーナでヒートとの対戦。

ここまで2勝3敗のヒートですが、まだまだシーズンは序盤で、そんな成績など当てにならず。

ファイナルまで行ったチームを相手に、サンダーとしては胸を借りるつもりで戦うしかありません。

いかにバトラーを、ヒーローを、ロビンソンを止められるか。

ディフェンスが鍵になることが間違いのない戦いでした。

 

RESULT:90対118でサンダーの負け(2-4)

今夜のスタメン

いつもと同じメンバーでスタート。

 

GAME FLOW

GAME FLOW 2021/01/04 OKC at MIA

 

見事に真っ黒ですね…。

最初は耐えてました。とは言ってもベイズリー以外のシュートタッチは悪くて、1Q終わりから2Qの始めに良い勝負ができたのは、確実にベンチ組のおかげです。

このテオのワンハンドパスからのムスカラさんのエンドワンとか、最高でした。

ただ、ヒートはボールムーブメントも多くて、一度誰かの3Pが決まり始めちゃうともう止まらない…。止められない…。

サンダーは、ドライブしてキックパスを出して外からスリーを打つというパターンを、色んな組み合わせでやってみたものの、とにかく3Pが決まらない日でした(48本打って13本、27.1%の成功率)。

一番の課題になってきているインサイドについては、リバウンドでも、ペイント内の得点でもヒートに完全にやられました。

そんなわけで、4Q残り6分で完全にガベージ要員になり、ただただ成長を見守る時間に突入。

118対90でヒートに負けたサンダーは、これでシーズン2勝4敗となりました。

 

MOST THUNDEROUS PLAYER

この試合のMTPは、またもやベイズリーに決まりです。

25分の出場で、16得点、8リバウンド、2アシスト、2スティール、1ブロックと、多岐にわたって頑張った!

試合序盤からベイズリーにボールが集まり、冷静な判断で決めていたのが印象的。

リバウンドが取れてボールも運べるから(サンダーはそういう選手が多いけど)、オフェンスのオプションが増えるのもいいよね。

そしてベイズリーはディフェンスでも魅せてくれました!

手足の長さを活かしてディフレクションを引き起こして、相手のターンオーバーを誘い、そこから攻撃に転じるいい流れ。

 

ジミー・バトラー相手にも頑張ってました。

2年目の20歳のベイズが、ジミー・バトラー相手に。

ちょっと前に「相手チームにディフェンスでインパクトを残したい」と言っていたベイズリー。

この試合の仕事ぶりを見て、

「試合中バトラーを守らせてみたけど、彼は賢いディフェンダーだと思う。今後も継続してバトラーのような大きいウィングの選手を担当させるつもりだ」

と、コーチ・マークからお墨付きをもらったようです。

当の本人は全然納得していないようで、もっとうまくならなきゃいけないと発言。

まだまだ進化するベイズリーに期待です。

 

THUNDEROUS VIBES from the game

この試合で私が感じたサンダラスなバイブスは…

若手主力トリオの成長が頼もしい!

MTPに選んだベイズリーをはじめ、シェイとドートもしっかり2桁得点。

頼りのベテラン勢、ジョージ・ヒルとホーフォードが全く当たらなくても、この3人がここまでチームを引っ張ってくれるなんて、ほんとにすごい。

シェイ3年目22歳、ドート2年目(ドラフト外)21歳、ベイズリー2年目20歳なのに!

このドートのノールックパスからのベイズのダンクもいい。

ベンチから安定して得点してくれてたムスカラさんまで当たらなくて、ベンチで一番得点したのは3年目22歳のハミの9得点!

もうこういうチャンスを活かしてどんどん成長してほしいと、心から思っています。

 

48 minute Game と 0-0 Mentality

コーチ・マークはどうも選手を前にいろんな心構えを指導するらしいのですが、それが選手にしっかり浸透しているのが伝わってきます。

その教えはこれまでのところ、全部で3つ。

 

ひとつは前にも説明した、『”What Else” Mentality』で、つまり『思うようにいかないときは、自分が他にできることを考えろ』精神

例えばこの試合で言うと、ジョージ・ヒルは得点で貢献できなくても、ディフェンスや、ボールを動かすことを意識していたり。

 

もうひとつは、『48 minute Game』で、これはコーチのインタビューでほとんど毎試合出てくる言葉。

一度ハミも使っていたのだけど、『48分間を戦い抜く』気持ちみたいなことのようです。

このヒート戦についても、コーチはこう語っていました。

「前半は耐えて持ち堪えていたが、それを48分間を維持しなければいけないんだ。特にヒートのようなチームを相手には。でもチームにはその48分間を戦い抜くチームであってほしい」

とにかく最後まで戦い抜く、それがコーチ・マークが選手に求めていることで、ガベージタイムに出場した選手のことも褒めていて、私にもその一生懸命さは伝わってきました。

 

さらに新しく出てきたのが、『0-0 Mentality/Mindset』

これはコーチ・マークが、今回のような(ブローアウトの)試合から立て直すときの心構えとして選手に伝えていることらしいです。

ベイズリーは試合後、「とにかく一度リセットする必要がある。次の日には、0-0だと思って戦う必要がある」とコーチの教えを話してました。

シェイもまた、「毎日が新しいスタートだというマインドセットで、前に進む。このチームには、失敗から学んで、そこからもっと良くなろうという共通認識がある」と説明。

 

ペリカンズの試合でブローアウトされたあと、次のマジック戦で勝ち切ることができたのも、コーチ・マークのこの教えのおかげかもしれないですよね。

スター選手が複数いた頃のように、すっごく盛り上がるドラマチックなバスケットボールではないですが、しっかり堅実に最後までできることを一生懸命やるチームであることは間違いない気がします。

こうして試合後のインタビューで各選手が、コーチの精神面での教えを話すことも興味深くて、まさに若い選手の多いこのチームには、コーチ・マークのような育成に力を入れる寄り添うような存在が必要なのかもしれないと思いました。

 

次の試合は、まさに前回大差で負けたペリカンズ戦。

どんな戦いを見せてくれるんでしょうね。

 

HIGHLIGHT

GAME FLOW AND BOX SCORE

OVERVIEW

OVERVIEW 2021/01/04 OKC at MIA

PLAYER STATS

BOX SCORE 2021/01/04 OKC at MIA

 

POSTGAME INTERVIEW

映像はコーチのみ

 

ARTICLES about this game

サンダー公式の記事はここから

 

The Oklahomanから

The 48

 

NEXT GAME:1月6日ペリカンズ戦

サンダーの第6戦は、2021年1月6日水曜日午後7時から(日本時間1月7日午前10時から)、敵地ニューオーリンズでペリカンズと再び対戦です。

ペリカンズとは1週間前に対戦したばかり。

スティーブン・アダムスの凱旋試合で、私にとってもサンダーにとっても切ない試合でしたが、マジック戦でリベンジしたように、フィルムをいっぱい見て勉強して、違う戦いを見せてくれると期待しています。

ちなみにペリカンズはここまで4勝3敗で西の5位。

『0-0メンタリティ』がどこまで活かされるのか、楽しみです。

 

 

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