OKCからこんばんは。
YOKOです。
今日、2月6日はトレードデッドラインの日。
OKC時間では午後2時がその期限だったわけですが、私は朝から気が気ではありませんでした。
いや正確に言うと昨日の夜、これを見たときから。
Miami, Memphis and Oklahoma City are working on an elaborate three-team deal that would land the Heat both Andre Iguodala and Danilo Gallinari, league sources tell ESPN. Talks are ongoing and could extend into Thursday, sources said.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) February 6, 2020
ずっと名前が挙がり続けてきたガロことダニーロ・ガリナーリをヒートにトレードという方向で交渉が進んでいるという話。
ガロさんはずっといる選手じゃないとわかってはいるけれど、あっという間に大好きになった選手で、できれば今シーズン最後までこのチームにいてほしいと思っていたから、ウォジさんのツイートで名前を見たら現実味が増してちょっと落ち込みました。
でも実際には昨日のキャブズ戦の最中からそんな話が出ていたようで、普段アリーナ観戦中はほぼTwitterを見なくなる私は全く知らず。
家でTwitterをチェックし始めたら、まだガロはベンチにいるよとかっていうツイートを番記者さん達がしてて、本当にまさに試合中だったんだなと。
試合後には、トレードで自分の名前が出てることについて聞かれて、こんな返事をしています。
「子供の頃に両親からいいことを教わったんだ。新聞は読むな、メディアをフォローするなってね。だからその手の話題は本当にフォローしてないんだ。特に試合の日は。試合に集中してるよ。」
Danilo Gallinari on the trade talks with him going to Miami, said he’s not following, focusing on the game: pic.twitter.com/NEWJ5gtEW6
— Erik Horne (@ErikHorneOK) February 6, 2020
Danillo Gallinari on trade rumors: "My parents told me a great thing when I was a little kid, to not read newspapers or follow the media. So I really don't follow any kind of stuff, especially gameday. I'm focused on the game."
— Royce Young (@royceyoung) February 6, 2020
10時10分のウォジさんのツイートは、まさにガロさんへのインタビューの直後で、番記者さん達も口々に今そのトレードのことを本人に聞いたばっかりなのにって言ってました。
今日聴いたポッドキャストでも、試合中ベンチでガロさんは何か考え事をしてるみたいだったと言ってる番記者さんがいて、実はフォローしてないとか言っても情報は耳に入ってないわけがないし、それが試合内容に多少影響はしたのかなとも思いました(いつもより調子悪い感じがしたし)。
昨夜はその後もTwitterを眺め続けていたら、さらに現実味を増すこれ。
Gallinari was always a likely candidate to be traded. He's a 31-year-old unrestricted free agent that doesn't fit the upcoming Thunder timeline. The fact OKC has surprised with its season doesn't really change that. https://t.co/6h6voV5LGZ
— Royce Young (@royceyoung) February 6, 2020
「31歳でこの夏FAになるガロはサンダーの今後のタイムラインにフィットしないから、トレード候補に常に上がってきた。今シーズン思いがけない成績を残してたとしてもそこは変わらない。」というRoyceのツイート。
そうなんだけど、その通りなんだけど、ガロさんいなくても勝っちゃったりしちゃうチームなんだけど、私はガロさんがいるサンダーでシーズンを戦い抜いて、プレイオフに行くのが見たいのだよー!
と、心の中で叫んでおりました…。
とりあえず夜中ぐらいまでTwitterを眺めていましたが、交渉が長引きそうだと判断して、就寝。
今朝起きた段階で、ヒートとガロさんは契約延長の交渉中だということが判明しました。
Miami and reps for OKC’s Danilo Gallinari were working on a contract extension overnight to help finalize three-team trade, league sources tell ESPN. The challenge: Miami’s desire to preserve cap space for 2021. He can become a free agent this summer.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) February 6, 2020
具体的にどんな話だったかというと…
ただのトレードだとガロさんはこの夏FAになってレンタルで終わってしまうから、ヒートとしては契約を延長したい。そこでヒートは3年契約で3年目をチームオプションにしたいと提示。
ガロさんは契約延長なら3年契約でオプションなしを希望。
で、結局ここがまとまらず、結果的にはトレード話は決裂して、ガロさんはサンダーに残ることになった、というわけです。
最終的にはウォジさんのこのツイートでサンダーのデッドライン終了!
No deals for the Oklahoma City Thunder, league source tells ESPN.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) February 6, 2020
このTwitterの一連の流れを見てて興味深いなと思ったのは、最終的な決め手が、ガロさんの契約延長の希望が通るか通らないかだったこと。
サンダーよりも優勝を狙える可能性がありそうなヒートに、例えば彼がすごく行きたかったら、サンダーにいるよりもヒートの方が断然良いと思ったら、多分ガロさん問題なく動けたと思うんです。
でも動かなかった。
もちろん31歳っていう年齢を考えたら、3年フル契約の方が安泰だし、そこは譲れん!ってなるのかもしれないけど。
動かなかったってことは、サンダーでいいって思ってるってことでしょ?
そしたらそんなことを書いてある記事がありました。
ガロさんはこのサンダーのチームをすごく気に入っていて、ここまでの戦いぶりやまさか驚きの6位という成績にも満足しているらしい!
So Sam Presti stood pat - a right well deserved - and now we get to see how far this OKC squad can go. On the Danilo Gallinari trade that didn't happen and other at-the-buzzer observations, at @TheAthletic https://t.co/Yo3AaDDV7K
— Sam Amick (@sam_amick) February 6, 2020
ガロさんって、クリス・ポールやデニスみたいに若手とわちゃわちゃはしゃがないので、チームとの馴染み具合が見えにくいのですが、実は居心地良いのかなあと思うと嬉しかったりもして。
あとはやっぱりプレスティへの信頼とかも大きそう。
それは昨日の試合後デニスも言っていたけど。
Dennis Schröder on trade rumors: “Sam Presti is probably the best GM I’ve ever seen, so he’s an honest person. When it happens, it’s probably for the business.” pic.twitter.com/xMXcjqngdl
— Maddie Lee (@maddie_m_lee) February 6, 2020
「トレードでチームがどうなるかわからないけど、ビジネスだから」って発言とともに、「サム・プレスティは自分が見てきた中で一番のGMで、とても誠実」という評価が。
おそらくプレスティは、自分の決断について選手にまっすぐにきちんと説明しているんじゃないかなと思います。
そういう信頼関係ってやっぱりすごく重要だと思うから、きっとガロさんもそんなGMが率いるサンダーという組織を気に入ってくれているんじゃないかと。
まあそんなわけで、今シーズンのサンダーのトレードデッドラインは、ヤキモキはしたものの動きなし。
このタイミングで動かなかったなんて、私の知る限りでは初めてじゃないかな。
これまでと違って勝ちにいかなくちゃいけない状況じゃないから、補強の必要がなかったというのもあるけど、当初の予定ではトレードバリューのあるベテラン選手達を切り売りするように放出していくはずだったのが、プレイオフに行けそうないいチームに仕上がっちゃったから、ここで無理に動く必要がなかったというのが大きい気がします。
別に今この時点で動かなくてもいい。今シーズンはこのまま行って、オフに動けばいい。
そういう状況だったら、本当に望ましいオファーがない限り動かなくて当然。
思いがけず、そんなチームを作り上げてしまったプレスティもドノバンも素晴らしいし、簡単に動かなかったプレスティがやっぱりすごいなと改めて思った一日でした。
ちなみに、ガロさんは今日の夜、お寿司をデリバリーで頼んで食べたようです。家でガールフレンドと一緒でリラックスしていたのもあると思いますが、いつも以上に表情豊かで笑顔いっぱいの映像だったので、サンダーに残るという結果に満足しているというのはホントなんじゃないかなあと勝手に思っています。
とにもかくにも、めでたしめでたし。
このチーム最高に楽しいし、大好きだから、みんな残って本当に良かった!
この今のサンダーで、どこまで行けるか、これからがまた楽しみです。