
OKCからこんにちは。
YOKOです。
サンダーの第3戦目、OKC時間12月29日火曜日の午後7時にティップオフしたオーランド・マジックとの一戦。
サンダー、今シーズン初バックtoバック、つまり連戦です!
RESULT:107-118でサンダーの負け(1-2)
今日のスタメン
.@roby_isaiah & @JJacks_44 get starting minutes tonight vs Magic.
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
Presented by @EnableMidstream
Starts NOW on @FOXSportsOK pic.twitter.com/DTQfWVPYhQ
連戦で、サンダーがベテラン選手のアル・フォードとジョージ・ヒルを休ませるのかが気になってましたが、案の定、2人は今日はお休み。
ここまで出番のない選手に出場機会が巡ってくるのが楽しみでしたが、なんとアイザイア・ロビーとジャスティン・ジャクソンがスタメン!
スタメンは、シェイ22歳(3年目)、ベイズ20歳(2年目)、ドート21歳(2年目)、ロビー22歳(2年目)、ジャクソン25歳(4年目)という、フレッシュな5人。
ベンチからは、ハミ22歳(3年目)、ムスカラさん28歳(8年目)、ケンリッチ26歳(3年目)、テオ19歳(新人)、ポク19歳なりたてホヤホヤ(新人)と、これまた若い!
ムスカラさんは8年目で超ベテランな印象なのに、まだ28歳だった…。30歳超えてると勝手に思ってました。隠れファンとして失格…。
とにかく、ポイントは、若い!です。
そしてこの若いメンバー、頑張ってはいましたが、118対107で負けてしまいました。
これでサンダーは1勝2敗。
マジックは負けなしの4連勝(すごいね!)
サンダーは外も中も決めてくるオールスター選手、ブチェビッチにやられまくりました…。
GAME FLOW

前半はリードを許しても追いつき逆転し、粘り強さを見せていたし、後半にもその粘りを見せたものの、フローを見れば一目瞭然、全体を通してマジックを抑えこむことはできずに終わりました。
ここまで2試合は、最後の最後、クラッチタイム勝負でしたが、この試合はもう追いつきようがなかった…。
THUNDEROUS VIBES from the game
この試合で私が感じたサンダラスなバイブスは…
とにかくフレッシュ!
良くも悪くもフレッシュで、若さ全開で、エキサイティングでドタバタ。
いつもと違うスタメンで、ローテーションも少しずつ違っていて、それぞれがハードにプレイしても噛み合わないところも多いからか、パスが雑でターンオーバーを連発してましたね…。
それでも、例えばジャスティン・ジャクソンがどんなプレイをするのか、苦しい展開の中でハッスルするのは誰なのか、ロビーに至ってはそんなことやれるんだ!という新しい発見もあり、やっぱり楽しかった!
このチームは未知数だらけで、選手もコーチも毎日が新しい発見の連続だと思うし、それはファンの私たちも同じ。
チームが再建に向かうなら、そんなフレッシュさを楽しまなきゃもったいない!
アイザイア・ロビーの逆襲!
アイザイア・ロビーの昨シーズンのほんのちょっとのプレイと、プレシーズンの様子を見て、現地レポーター陣はこぞって彼のことを、「ロスターに残らない選手」と言ってました。
カットが予想される3人の中にいつも彼の名前が入ってたし、いらないとまで言われてた…。
そんな声を一掃するようなロビーの活躍は、個人的にとても嬉しかったです。
というのも、私は、周りから「使えない」と言われる選手に頑張ってほしいと思うタイプで、さらにその選手と直接交流があって、人柄が気に入っていると余計に応援したくなるのですが、ロビーはその枠に入るのです。
他にも、彼はネブラスカ大出身で、私のダンナはネブラスカ州出身かつネブラスカ大卒でもあるので、シーズンチケットメンバーのイベントで会った時にはネブラスカのローカルな話で盛り上がったこと。
そのネブラスカ大で、来シーズンから富永啓生くんがプレイすることが決まっていて、勝手に親近感が沸いていること。
彼はマブス時代にGリーグに送り込まれ、一時期、馬場雄大とチームメイトでOKCにも試合に来ていたこと。
などのほんっとに個人的な理由から、ロビーには頑張ってほしいと思っていたわけで。
だから、この試合での活躍は、私的には『ロビーの逆襲』。
序盤の得点だけなら、「まあまあそんなこともあるよね」で終わるけど、結局試合を通してコンスタントに得点を重ね、それもなかなかタフなショットも決め、リバウンドやブロックでディフェンスにも貢献していたのは素晴らしかった。
9 first-quarter points for @roby_isaiah.
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“Inside/outside game”#OKCvsORL | @FOXSportsOK pic.twitter.com/9rmZRjY8sf
毎試合、同じことができるとは限らないけど、出番がなくて間が空いてのスタメン起用で、準備万端でここまでプレイできれば、上々でしょう。
コーチ・マークは、「連戦の時は様子を見ながらホーフォードを休ませる方向で行く」と言っているので、ロビーがローテーションで使えそうなのは大きいですよね。
“What Else?” Mentality
今シーズン、コーチ・マークが提唱している『思うようにいかないときは、自分が他にできることを考えろ』精神。
この試合で、それを体現していたのがポクでした。
彼は、初戦で6本、第2戦で2本、この試合で6本、合計14本のシュートを打って一度も得点できないまま。
でも、ディフェンスではあの細い身体で相手を必死に守り(成功するかは置いておいて)、リバウンドやブロックでチームに貢献し、オフェンスでは良いパスを出し、チームメイトの得点に貢献していました。
こんなパス出してくるなんて、これからが楽しみです。
Always moving. Sweet dime! @aleksejpokusevs | #MikeMuscala pic.twitter.com/v3gKShIDZC
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
同じくムスカラさんへのナイスパス
Poku dribbles around the back and drops a dime to Musky. 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/hku2L0CiMy
— 𝘽𝙤𝙤𝙢𝙩𝙤𝙬𝙣 𝙃𝙤𝙤𝙥𝙨 (@BoomtownHoops) December 30, 2020
打っても打ってもリングに弾かれ、得点でなかなか貢献できなくても、それでもポクが初戦で10分、第2戦で14分、この試合で19分というプレイタイムをもらえているのは、まさにこの”What Else?” Mentalityの賜物でしょう。
祝!ポク、NBA初得点!
そんなポクが、やっとやっと初得点!
3Q残り47秒、15本目のシュートでした。
サンダーファン的には、「次こそ決まりますように」と手を合わせ、心待ちにしていた初得点。
正直、ホッとしました…。
POKU follow-thru.
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His first NBA bucket. @aleksejpokusevs | #ThunderUp pic.twitter.com/hkjlajN1sU
一度は決め切れなかった自分のシュートを決め直す、その強い気持ち!
ここから徐々に自信を付けてくれることを願うのみです。
“Smooth Criminal” Shai
シェイは静かに得点を重ね、気づけば毎試合25点以上取る選手になる予感。
ラスがドッカンドッカン豪快な速攻やダンクで得点をする裏で、淡々と静かに安定して得点を重ねたKDを見ていた私としては、シェイの存在はそのKDを思い出させます。
プレイヤーとしてではなく、今のサンダーのチームにおけるその存在感という意味で。
毎試合、誰かがステップアップして注目を集めるその裏で、着実にそして確実に進化するシェイ。
➡️➡️↗️ Clear the way for SGA. pic.twitter.com/F3cNb26DCs
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
Shai 🧈🧈🧈 pic.twitter.com/AvxUI2VTIo
— 𝘽𝙤𝙤𝙢𝙩𝙤𝙬𝙣 𝙃𝙤𝙤𝙥𝙨 (@BoomtownHoops) December 30, 2020
ダブルチームをかけられて、「なんとか対応できたと思うけど、ターンオーバーがちょっと多すぎた。もっと気をつけないと」と話したシェイ。
十分だったと私は思うけど、相手チームからこうしてどんどんプレッシャーかけられて、さらに進化していくんだろうね。
ムスカラさんの身体が心配…
最後にこれだけ言っておきたい。
この試合はホーフォードがいなかったのもあるけれど、ムスカラさんが相手チームのビッグマンを守るのを見ていて、本当に大変だなと思うわけです。
昨シーズンはアダムスがいたし、ムスカラさんはディフェンスでそこまで身体を張る必要がなかった。
試合後、マジックにペイント内で72点を取られたことについて、「僕に責任がある」と語ったムスカラさん。
でも、前の試合のゴベアや、この試合のブチェビッチのようなスキルのある強いセンター相手にディフェンスするのはさすがに厳しいものがある中、精一杯身体張ってるわけで。
オフェンスでも、昨シーズンに比べてドライブしていくことも増えたし、運動量が絶対違うと思う。
彼が途中でアップで映るたび、顔を真っ赤にして息を切らしているのを見て、これ、シーズン最後まで持つのかなとちょっと心配になってます。
➡️➡️↗️ Clear the way for SGA. pic.twitter.com/F3cNb26DCs
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
マスキー、がんばれー!
MOST THUNDEROUS PLAYER
MVPは、この若いチームをリードしたシェイ。
隠れMVPは、ハッスルプレイが光ったハミ。
Bumpin’ & hangin’ w/Hami.
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
Thunder on 12-2 run. #ThunderUp pic.twitter.com/CeJCZDSXnN
そしてこの試合のMTP(Most Thunderous Player)は、アイザイア・ロビー!
文句なしのMTPでしょう!
このプレイで叫んだのは私だけじゃないはず。
OH MY.
— Bleacher Report (@BleacherReport) December 30, 2020
ANKLES. 😳 pic.twitter.com/mXPjmSTsVr
このアンクルブレイクとダンクで無条件でMTPはロビーと決まったんだけど、それ以外にも結構タフなドライブするわ、3Pも決めてみせるわで、19得点。
リバウンド7本、ブロック2本も記録して、いやいや本当に素晴らしかった!
Isaiah Roby is putting on a clinic 📝@okcthunder | #ThunderUp pic.twitter.com/eOy9aPgLla
— FOX Sports Oklahoma (@FOXSportsOK) December 30, 2020
シェイは、「試合前、初めてのスターターだってことについてはあんまり考えすぎず、とにかく積極的に行けって伝えたんだ」と、ロビーにアドバイスしたことを話している。
そしてその通りにプレイしたロビーは、自分の活躍について謙虚にこう話している。
「ただ自分のゲームをしただけさ。素晴らしいチームメイトが周りにいるから。僕が得点しやすい位置にいるのを周りが見つけてくれたおかげだよ」
「毎試合、誰かが活躍するチャンスがある」と。
次は誰が活躍するのか。
勝っても負けても、それを見るのが楽しみなチームになりそう。
HIGHLIGHTS
GAME FLOW AND BOX SCORE
OVERVIEW

PLAYER STATS

ARTICLES about this game
サンダー公式から
Thunder Falls to Orlando Despite Scrappy Effort
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
𝐓𝐡𝐮𝐧𝐝𝐞𝐫: 𝟏𝟎𝟕 | 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜: 𝟏𝟏𝟖
試合の写真も
Last night through the lens.
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
Thunder v. Magic Gallery
📸 | https://t.co/1qle7WM7WH pic.twitter.com/M9B3QnWFp7
オクラホマンの記事
Five quick takeaways from the Thunder's loss to the Magic: https://t.co/q7h0xv2vLD
— Joe Mussatto (@joe_mussatto) December 30, 2020
The 48
The 48 | 𝐓𝐡𝐮𝐧𝐝𝐞𝐫 𝐯. 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜#ThunderUp pic.twitter.com/EIr5KytqqG
— OKC THUNDER (@okcthunder) December 30, 2020
NEXT GAME:12月31日ペリカンズ戦
サンダーの第4戦は、12月31日木曜日午後7時から(日本時間1月1日午前10時から)、ニューオーリンズ・ペリカンズと。
ペリカンズを率いるのは、西の週間最優秀選手に選ばれたブランドン・イングラムと、パワフルなザイオン。彼らをどこまで守れるかにすべてがかかっていそう。
そして、サンダーファンの大好きな、私の大好きなスティーブン・アダムスがOKCに帰ってきます。
ペリカンズに行ってからのアダムスの様子を時々チェックしてますが、彼の彼らしい仕事ぶりは健在で、段々とチームにフィットしてきている印象です。
アダムスの活躍は嬉しいけど、サンダーのじゃなく、ペリカンズのユニフォームを着た彼を、チェサピークアリーナで見るのはきっと違和感を感じると思うし、そして何よりもさみしい。
それでもできることなら、アリーナに足を運んで、スタンディングオベーションで迎えたかった。
複雑な想いがいっぱい込み上げるゲームになるのは間違いないでしょう。