各種メディアによるオクラホマシティ・サンダーの今シーズンの評価は一貫して高い。
ウェスタン・カンファレンスでトップ、優勝もあり得るという声もある。
NBA記者たちもこぞってサンダーを西の1位と予想している。
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今回は、今シーズン注目のシナリオのひとつとして、ショーン・パウウェル記者が書いたサンダーについての記事を紹介する。
2025年が「サンダーの夏」になり得る理由
オクラホマシティ・サンダーはレギュラーシーズンでは多くの試合に勝つだろうが、ポストシーズンで成功できるチームだろうか?
サンダーほど良い状態にあるチームはそうそうないだろう。サンダーは、敏腕フロントオフィス、MVP候補、将来のオールスターが期待できる何人かの若手選手、年間最優秀コーチを擁し、ドラフトアセットも豊富で、サラリーキャップにも(今のところは)余裕がある。
これだけの条件が揃っているチームはめったにない。サンダーはあらゆる面で長く持続できるように、そして、勝てるチームとして、例えば今シーズンなら60勝するように構築されている。それは現実にあり得ることだ。
では優勝は?それももちろんあり得るだろう。
怪我や不運といった不測の事態はさておき、サンダーはコンテンダーの定義をすべて満たしている。
確かに昨シーズンは西地区第1シードを確保しながらもあと一歩及ばなかったが、それは台頭するチームの育成と教育に必要なステップだとしよう。
あれ以来、サム・プレスティ(GM)はラインナップの改善を続けている。
コートが収縮し、各シリーズがベストな試合となり、相手チームのスカウティングレポートがより緻密になるポストシーズンで、彼らがどのようにフィットするかを検証してみよう。
サンダーは、3ポイントショットで昨シーズンのトップクラスのチームであり、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは誰もが認める手強い選手だ。この2つは、プレイオフのような舞台では極めて重要となる。
もうひとつが、昨シーズンのサンダーに欠けていたリバウンドだ。彼らはこの夏(文字通り)最大の契約を決め、ニューヨーク・ニックスでブレイクしたセンターのアイザイア・ハーテンシュタインを獲得した。
ディフェンスはどうだろうか?ルー・ドートとチェット・ホルムグレンに、トレードで獲得したアレックス・カルーソを加えたチームを想像してみてほしい。ひとつのチームに3人のオールディフェンス候補がいることになるのだ。
ジェイレン・ウィリアムズ擁するサンダーはハーフコートでもアップテンポでもプレイできるし、ベンチも充実している。だから今の懸念といえば、サンダーにはコントロールできないことしかない。それはつまり、『対戦相手』と『勢い』だ。
先に『勢い』から見ていこう。プレイオフでは最もホットなチームが、より優れたチームに勝つことがある。数年前のマイアミ・ヒートや、その前のいくつかのチームが良い例だ。昨シーズンのダラス・マーベリックスも、シーズン半ばのトレード後に火がついて、サンダーを倒してNBAファイナルに進出した。そういうことはよくあることだ。
『対戦相手』については、多分、サンダーがニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)とまたMVP級の激闘を繰り広げるかもしれないし、再び(今回はクレイ・トンプソンを擁する)マブスと対戦するかもしれない。あるいは、6月にディフェンディング・チャンピオンのボストン・セルティックスと対戦するかもしれない。
今シーズン、確実なものなど存在しない。それはサンダーも同じだ。
それでも、サンダーにチャンスがあること、サンダーが誰が相手でも有利であるというサインは鮮明に浮かび上がっている。2025年が『サンダーの夏』になっても、誰も驚くことはないだろう。
原文:Key storylines: Why 2025 could be the Summer of Thunder by Shaun Powell