ショーン・パウウェル記者は、例年、NBA公式サイトでシーズン開幕前にNBA全30チームの戦力分析をしている。
パウウェル記者はオクラホマシティ・サンダーをどう見ているのだろうか。
今回は彼の翻訳記事をお届けする。
昨季ウェスト1位のサンダーはさらに戦力を補強
オフシーズンの動き
再契約
- アイザイア・ジョー
- アーロン・ウィギンス
新加入
- アレックス・カルーソ(トレード)
- アイザイア・ハーテンシュタイン(フリーエージェント)
ドラフト指名
- ニコラ・トピッチ(12位指名/今季全休)
- ディロン・ジョーンズ(26位指名)
- エイジェイ・ミッチェル(38位指名/2ウェイ契約)
退団
- ジョシュ・ギディ(シカゴ・ブルズへ)
- リンディ・ウォーターズ三世(ゴールデンステイト・ウォリアーズへ)
- キヨンテ・ジョンソン(シャーロット・ホーネッツへ)
- ゴードン・ヘイワード(引退)
- マイク・ムスカラ(引退)
未契約フリーエージェント
- ビスマック・ビヨンボ
- オリビエ・サー
[訳者注] パウウェル記者の原文では、キヨンテ・ジョンソンとマイク・ムスカラが未契約FAとなっていたが、そこはアップデートしている。
昨季の成績
オクラホマシティ・サンダーは57勝をあげて第1シードを獲得(平均年齢24歳の史上最年少チームとして)。また、チームのスター選手であるシェイ・ギルジャス・アレクサンダーはMVPファイナリストとなった。これらは、その到来を声高に宣言したフランチャイズの3大成果である。
サンダーはプレイオフのウェスタン・カンファレンス準決勝でダラスに敗れ、わずかに及ばなかった。
ギルジャス・アレクサンダーは優秀で、1試合平均30.1得点(フィールドゴール成功率53.5%)を記録し、同時に強力なパサー(1試合あたり6.2アシスト)へと成長した。ジェイレン・ウィリアムズとルーキーのチェット・ホルムグレンの成長もあって、サンダーは一目置かれる選手を3人擁するチームとなった。
それを踏まえればマーク・デイグノートHCが年間最優秀コーチに選ばれたのも不思議ではない。
夏の総括
ハーテンシュタインは、フランチャイズ史上最も大きなフリーエージェントでの補強となった(以前はパトリック・パターソンがその栄誉に輝いたが、これはサンダーの人気のなさを物語っている)。インサイドのタフネスとリバウンダーを必要としていたチームにとっては、大きな補強となった。
カルーソはディフェンスの意識の強いガードで、3ポイントショットも向上している。シカゴ・ブルズとのトレードの代償はギディーとの別れだったが、いずれにせよ彼は評判を落としていた。
サンダーは、数多く抱える将来のドラフト1巡目指名権に手をつけることなく、質の高い2人の選手を獲得した。またもやサム・プレスティGMの大きな成果だ。
注目の選手
ホルムグレンはルーキーシーズンはケガで出遅れたが、1年待った甲斐があった。サイズの割にシュートレンジが広く、ディフェンスの勘もいい逸材だ。筋肉(強度)担当のハーテンシュタインがいれば、ホルムグレンは今シーズン、特にポストから離れてより自由にプレイできるかもしれない。現実的なベストシナリオでは、彼は2月のオールスター出場の可能性も見えてくるだろう。
サンダーはどこまで行けるのか?
2024-25シーズン、この新進気鋭のコンテンダーを頂点に押し上げるかもしれないトレードとFAの契約を実行し、プレスティはまたしても彼が業界最高の経営者の1人であることを証明した。サンダーの選手層は一気に厚くなり、あらゆる主要な役割が充実し、深刻な欠点は見当たらない。
ギルジャス・アレクサンダーがトップ5のタレントとして成長し続けることも非常に重要だが、このチームがNBAファイナルに到達するのか、あるいはまたも一歩及ばないのか、それを左右するのは彼を取り巻く周囲のキャストなのかもしれない。
サンダーは、攻守両面でリーグ最高峰にランクされるチームとして、そして若く、永続するように作られたチームとして、万全の体制が整っている。
原文:30 Teams in 30 Days: Thunder reload after first-place finish last season by Shaun Powell