ムーアの復興を願って

B!
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こんばんは。
YOKOです。

メディアデーがあったり、キャンプが始まったりした9月ももう終わり、現地時間1日の朝10時には、ホームゲームのチケットのが売り出されたりと、シーズン開幕に向けて色々動き出しているサンダー。※この辺の情報は、オフィシャルサイトでご確認を

そんな中、私は、帰国後けっこう忙しい。電車に乗ったり新幹線に乗ったりして、東京以外の県に滞在していることも多く、なかなか余裕がありません。

帰国後の感想にも書きましたが、やっぱりOKCと日本は違う。人口密度は高いし、ビルは多いし、モノも多い気がします。

なんていったらいいのだろう…。人とモノと情報に溢れていて、外に出るとすっごく疲れてしまう感じです。さすがに東京を起点に動いているせいでしょうけれど、まだギャップに慣れません。

それに加えて、3ヶ月以上使っていなかったせいか、ここ1週間、毎日のようにカスタマーサービスに電話かけまくっている位、Mobile Wifiの調子が悪いわけですよ。

そんなわけで、ブログもちょっと休み休み。書きたいことはいっぱい溜めてきたので、色々と更新したいのですが、思うようにはいかないものですね。

で、今日は、多少いい感じでつながっているので、前回の記事、竜巻の被災地ムーアについて、本当はすぐに書きたかった続きのお話を書こうと思います。

 

オクラホマ州ムーアをあの巨大竜巻が襲った時、日本にいた私は、自分に何かできないかと考えました。直後には、既に多くの有名人が様々な支援を申し出ていましたよね。

有名なところでは、KDが$1 milionを赤十字に寄付したり、当時松葉杖だったラッセルがサンダーの他のメンバーと被害に遭った子供たちがいる病院を訪ねたり、サンダーの面々が被災地を訪ねたり。

サンダーは、メンバーもチーム(組織)も最初から全面的に支援してました。

 

私ももうすぐOKCに行くことも決まっていたので、微力ながら何かしたいと思っていました。そしてまず考えたのは、寄付

日本からネット上でできそうな寄付は、ほとんどが大規模組織経由で、それが本当にちゃんとムーアの人達のために使ってもらえるかわからなかったので、現地で調べて納得できるところに寄付しようと決めました。

数人のサンダーファン友の有志が、同じ気持ちで寄付をしたいと申し出てくれたので、出発前日に会ってお金を受け取りました(みんな、ありがとう!)。

その後OKCに渡り、現地の知人の助けを借りて、私が選んだ寄付先は地元の銀行組織。

地元の銀行ならどこの誰がどう困っているかがわかっている上、寄付金還付の仕組みとしては、被災者が直接申請してきたものを審査し、手数料を取ったりせずにその金額を渡すというものだったので、安心して寄付できました。

 

そして、もうひとつ考えたのは、千羽鶴。これはなんとなく、出発まで何もできないのが歯がゆくて、何かしたい気持ちに駆られて思いついたもの。

千羽鶴を作ったことはなかったのですが、これなら日本らしい祈りの形になるし、被災者のことを想いながら折れるし、そうしよう!と決めたのです。

通販で、千羽鶴キットなるものがあることも発見し、早速購入。出発前のほんの数日からですが、鶴を折り始めました。

そしてこれについても、サンダーファン友の有志が集まってくれて、一緒に折ってくれました(みんな、ありがとう!)。

渡米後も、毎日毎日、ひたすら折り続けました。次第にペースは早くなり、一日に100羽近く折れるように。

それでも千羽折るには約2週間かかり、さらにそれをきれいにまとめるのに2日かかりました。


 

出来上がった千羽鶴をどこに届けるか迷ったのですが、ムーアの近くに住んでいる知人にアドバイスをもらい、最終的にはプラザタワー小学校に届けることにしました。

そうです、前回の記事にも写真をアップした、あの全壊した小学校です。

ところが、公立学校全体が夏休みに入っていたことや、プラザタワー小学校が、現在は仮の場所に移っていることもあって、直接連絡を取り、アポを入れるのは思ったより簡単ではありませんでした。

でもこれも、現地のサポートがあって、帰国前にちゃんと実現。

忙しい中、校長先生が時間を作ってくれ、届けることができました!

さらに、生徒たちにも見せて、一緒に写真を撮ろうと声をかけてくれました。

生徒たちは千羽鶴を見て、口々に “Beautiful!” と言って寄ってきてくれ、その意味を説明すると、その中の一人の少女が、“Please say thanks to Japan!” と。

日本にもサンダーファンがいて、オクラホマを想う人がいて、ムーアの人達のことを気にかけている人がたくさんいることが、ちゃんと伝わったのではないかと思います。

校長先生は、とても穏やかで優しい女性で、「大変でしたね。」と声をかけると、涙を浮かべて、「まだ考えると泣けてくるのよ。」とおっしゃっていました。

プラザタワー小学校は現在、ムーアにある中学校の建物の一部を借りていますが、来年には新しい校舎ができるそうです。新しい校舎ができたらまた訪ねる約束をしてきました。

 

ボランティア活動は、色々なことが噛み合わずできなかったため、結局私ができたのは、わずかな寄付をすることと千羽鶴を贈ることだけでしたが、関わってくれた有志の皆さんの想いは届けてきました。

そして、日本から想っていた皆さんの祈りもちゃんと届いていると思います。

子供たちは明るく元気で、笑顔がとてもかわいかった。

町も人々も、少しずつ、元気になっていっているのかなとちょっとだけ思いました。

ムーアの一日も早い復興を心から願っています。

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